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第625話

城崎は優しい顔で俺を見つめ、頭を撫でる。 気持ちいい…。 「もう酔っちゃったんですか?」 「ん〜…」 「お風呂どうする?」 「ん〜……、えっちする…」 「エッチな気分になっちゃったんだ?」 向き合うように膝の上に跨ると、城崎はテーブルにグラスを置いて、俺の腰を抱き寄せた。 城崎の肩に手を添えて、唇を重ねる。 「んっ…、ん、はっ…、んぅ…♡」 「上手。舌入れて?」 「ぅ…んっ、ん♡ぁ…ん……んんっ♡」 舌を入れると、すぐに城崎に絡め取られて、吸い取られるみたいな動きに力が抜ける。 気持ち良くてキスに必死になっていると、丁度お尻の下辺りに位置する城崎のそれが硬度を増した。 「んふ…、んっ、ん…♡」 「先輩、腰揺れてる。」 「だ…って…、はぁっ♡」 「お酒飲むと一段とエロくて困る。可愛いよ、先輩。」 城崎が欲しくて、お尻の割れ目に沿って当たるように腰を揺らす。 我ながら、はしたないことをしていることも頭では分かっている。 「脱ぐ…っ。脱がせて…?」 「はい♡」 「城崎も…っ、脱いでね…?」 「先輩が脱がせてくれる?」 「うんっ…」 城崎は俺をあっという間に裸にした。 一方俺は、城崎のベルト、チャック、どちらにも時間を要し、焦る気持ちが高まって余計にモタモタしていた。 「やだぁ…っ。城崎…脱いで…っ」 「えー。脱がせてくれるって言ったじゃん。」 「だって…!無理…、これ…っ」 城崎のが勃起しているせいで、チャックが開けにくい。 俺のせいじゃなくない? もう我慢できなくて、スラックスの上から口に含んだ。 「先輩、それ逆効果じゃない?」 「ふぇ…?なんれ…?」 「そんな可愛いことされたら、余計デカくなっちゃうんだけど…。」 スラックスの中でパツパツになっている城崎のペニス。 でも開かないんだもん、これ。 「せんぱーい…、楽にしてよ、俺を。」 「らって…、開かない…」 「先輩がこんなにしちゃうからでしょ〜。はい、ちょっと退いて?」 そう言われて、一旦城崎から離れる。 城崎は立ち上がって、スラックスを下ろした。 今更何がとは言わないけど、デカい。 城崎がまたソファに座った瞬間に、俺は城崎の脚の間に身体を滑り込ませた。 「先輩…っ」 「……おっひぃ…」 「当たり前でしょ…!ていうか…っ、エロすぎ……っ」 やっと(あらわ)になった城崎のペニスを丁寧に舐めあげると、城崎は俺の髪をくしゃっと握った。

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