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第761話
…………。
「せーんぱい、まだ準備できないの?」
「ま、待って……。」
城崎からご褒美の内容を聞かされ、数十分。
目の前にはズボンをずらして、惜しげもなく晒された城崎の御 御 足 。
俺が脱いでいるわけでもないのに、何でこんなに恥ずかしいんだ…。
「何で先輩が恥ずかしがってるんですか。脱いでるの俺なんですけど。」
「…っ!」
そうだね?!
俺もそれはわかってるんだけどな!!
だってどうしても、その…。
太腿にキスマーク付けるためには…、その……。
真隣でちんこが……主張してるじゃん……。
「城崎、その…、デカイの……、なくして…。」
「俺に死ねって言ってます?」
「言ってない…!」
は〜。無理。恥ずかしい……。
両手で顔を隠すと、城崎はため息をついた。
「何度も触ってるし、何度も体に入れてるでしょ?」
「身も蓋もない言い方をするな!」
「先輩のエッチ〜。」
「も、もう…!!」
だって二ヶ月くらいそういうことはしてないし…。
そうじゃなくてもドキドキするのに…。
「俺だいぶハードル下げたんですよ?キスマーク付けるくらい、いいじゃないですか。」
「付けるくらいって…。問題は場所だろ!」
「ダメ?ここでもいいけど。」
城崎はトントンと首の後ろを指差した。
項 ……。
でもそこは…、いろんな人に見られるんじゃ…。
「もう夏だからなぁ。こんなところに付けちゃ、みんなに噂されちゃうな〜。」
「わ、分かったよ!」
「やった〜♡」
俺は覚悟を決めて、城崎の股間に顔を埋める。
言い方が悪かった。
足と足の間に、だ。
「んっ……」
右の内腿に唇を当てると、城崎が少し身動いだ。
声…エロ……。
そういえば、この辺って城崎の性感帯…なんだっけ?
舌を這わせると、城崎はビクンッと体を揺らした。
「先輩…っ、もっと付け根の方……。」
「……ここ?」
「うん…っ、は…ぁ……」
パンツのギリギリのところまで唇を移動させると、城崎は気持ちよさそうに息を吐いた。
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