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第803話

数ヶ月ぶりに求め合った反動なのか。 俺ってこんなに性欲強かったっけ…? 「ん…っ、ふ……」 ズボンを下げて少しもたげたペニスを両手で包む。 服が汚れないように、あと声が出ないように、裾を咥えた。 城崎…、昨日どうやってくれてたっけ…? なんか足りない…。 一緒に重ねてたから気持ちよかったのか? でも城崎は夕方まで帰ってこないし…。 そもそも、昨日の今日でシたいとか…。 城崎なら引かないだろうけど、なんか俺のプライドが…。 「あ。」 思いついた。 城崎の部屋に入って、クローゼットを探る。 確かこの奥に…。 「あった。」 怪しい玩具箱。 今まで俺のために買った大人の玩具が入ってるらしい。 たまに洗っているのを影で見てたから、場所まで覚えてしまった。 中を探ると、ディルドやエネマグラ、乳首吸引器にくすぐり棒。 思い出してはゾワゾワしてくる物がいっぱい入ってる。 背徳感を感じながらも、玩具箱からディルドとホットローションを取り出す。 城崎のシャツを一枚拝借して、リビングに戻った。 ソファにバスタオルを敷いて、ズボンと下着を脱いで座った。 よし…。 汚れないように服の裾を咥え、ローションを自分のモノとディルドに垂らす。 俺の肌に反応して、じんわりと温かく馴染んでくる。 ローションのおかげでさっきよりも滑り、ぬるぬると扱く手の動きが速まる。 「んんっ…、ん…」 あ…、まただ。 足りない感じ。 ディルドを一緒に手の中に包んで扱く。 「あっ♡ぁっ…は…」 これやばい…。 城崎との行為には到底及ばないけど、一人エッチにしてはすごい。 座っていられなくなって、ソファに寝転びながら扱き続ける。 いつのまにか服を咥える力なんて無くなってて、拝借した城崎のシャツに顔を埋めながらオナっていた。 「あっぁ♡城崎…っ♡♡城崎ぃ…♡」 どうしよう…。 何かが足りない。 あと少しでイケるのに…。 出したくて出したくて、ひたすら手を動かす。 こんなの見られたら絶対引かれる。 でも止められない。 prrr…… 「っ!!」 静かな部屋に着信音が響く。 時間は12時過ぎ。 会社はちょうど昼休み。 きっと城崎だ…。 こんな状況で出られるわけないのに、城崎の声が聞きたくて、ついスマホに手を伸ばして応答ボタンを押してしまった。

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