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第836話

浴室に入ってからも離れがたくて、一緒に湯船に浸かった。 城崎の足の間に座り、リラックスして体重を預けていると、城崎の手が俺の股間へと伸ばされた。 「な、何…?」 「今年も剃っていい?」 「っ!!」 前剃ってから少し経ったから、チクチクするくらいには伸びてきている陰毛。 言われてみれば、俺が初めてここの毛を失ったのは、去年の城崎の誕生日だった。 それから伸びては当たり前のように剃っていたけど…。 「自分でやる…。」 「俺がしたい。ダメ?」 「………」 「お願い。誕生日プレゼントでいいから。」 「うぅ…」 今日の城崎、なんでも誕生日プレゼントって言えば許されると思ってない? 卑怯だ…。俺が断れないの分かってて…。 「ね?いいでしょ?」 「い…いけど…」 「やった♪じゃあそこ座って、足開いて。」 浴槽の(ふち)に座らされ、城崎に陰部を見せつけるように開脚する。 恥ずかしすぎる…。 ペニスがお腹につきそうなくらい反り立って、自分では見ていられなくて目を逸らす。 城崎は嬉しそうに見つめてるけど…。 「ツラい?先に抜く?」 「いい…。早く剃って…。」 好きな人に見られてるんだ。 仕方ないだろ、勃起くらいするよ。 手で顔を隠していると、城崎は微温湯(ぬるまゆ)と石鹸を使いながら陰部を泡立て、剃刀(かみそり)を当てた。 「危ないから動かないでね。」 「ぅっ…」 ショリショリと毛が剃られていく感覚。 今すぐ足を閉じたいけど、今閉じたら確実にケガする。 羞恥心と闘いながら、必死に足を開く。 「ペニスの上のとこ剃りたいから、やっぱり一回出そっか。」 「へっ?!」 「勃起してるから、丁度剃れないんですよ。やるからには綺麗にしたいから。」 「後で自分で剃る!だから…」 「だーめ。剃らせてくれるって言ったじゃん。」 城崎はシャワーチェアに座り、俺の腕を引いて自分の上に俺を座らせる。 そしてものの数秒で、俺は盛大にイカされた。 「よし。今のうち。」 「勘弁して…」 「…………完璧。先輩、終わりましたよ。」 つるんと綺麗に剃毛された陰部。 毛刈りされた羊になった気分だ。 これで城崎を受け入れる準備はあと一つ…。 「城崎、先上がってて。」 「うん?分かりました。」 背中を押して城崎を浴室から追い出す。 ここからは俺の番。 心の準備と、尻の穴の準備…。 ローションを手に取り、右手にたっぷりと垂らす。 鏡に左手をつき、右手をお尻へと当てがった。

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