920 / 1069
第920話
風呂で身体を洗って、その後に夏月を受け入れやすいよう準備する。
いつも自分がしたいと言って俺にはさせてくれないから、事前に準備するのって久しぶりだな…。
ローションを使って中指と薬指を蕾に埋める。
中は刺激を求めて畝り、いつもこんな状態で夏月を受け入れてるのかと想像するだけで体が熱くなる。
「はっ…、んん…」
ペニスも弄りそうになって、ダメだと自分に言い聞かせて手を止める。
今から夏月のこと気持ち良くすんのに、ここで体力消費してちゃただの馬鹿だろ。
あー…、どうしよう。
早く夏月が欲しい。
風呂から上がって、身体を拭いて服を着る。
夏月のTシャツ…。
夏月ですら大きめのTシャツは、俺が着ると太腿あたりまで隠した。
パンツはどうせ脱ぐし…。
下は何も履かず、髪を乾かして寝室に入ると、夏月はベッドに足を伸ばして座りながら、そわそわした表情で待っていた。
「お待たせ。」
「綾人さん…、何それ、エロい…。」
夏月は俺を上から下まで見て、顔を赤らめる。
興奮してもらうために夏月の服着てきたし…。
ベッドに上がり、夏月に跨ると、夏月は目を見開いて俺の下腹部を凝視した。
「な…っ、何も履いてないんですか…?」
「うん。」
「エロすぎませんか…。」
「ダメだった?」
「いや…、めちゃくちゃイイです…。」
既に盛り上がった夏月の股間に尻を擦り付けると、下着から飛び出てきそうなくらいにググッと育つ。
下着をずらすと、ぶるんっと勢いよく天を仰いだ立派なそれに、夏月は恥ずかしそうに顔を逸らした。
「今日はすげー恥ずかしがるじゃん。」
「だって…、なんか主導権握られてるの慣れなくて…。」
「ゴムつける?生でする?」
指先で突つくと、夏月は唇を噛み締めながら身震いする。
我慢してる表情、めちゃくちゃ唆る…。
「付ける場合は綾人さんがしてくれるの…?」
「うん。」
「じゃあつけて…ください…。」
手渡されたゴムを開封し、夏月のペニスを支えて装着しようとすると、夏月が俺の手を止める。
「口で…、してほしい…。」
「……したことねぇけど。」
「したことあったら普通に怒りますよ。ダメ…?」
「いいけど…。上手くできるかわかんねぇ。」
「いいんです。こういうのは過程が大事なんですよ。」
夏月の要望通りに唇にコンドームを咥える。
男なら一回くらい憧れたことがあるこのシチュエーション。
まさか自分がつける側になるなんて、誰が想像しただろうか。
亀頭にゴムを乗せ、唇を使って下ろしていく。
「ん…、上手…。」
「ふっ…、ぅう…♡」
夏月は気持ち良さそうに目を細めて俺を見つめ、俺の頭を撫でる。
感じてくれてるみたいで良かった。
根本まで口でつけるのは難しく、手も使ってピッタリと装着した。
「夏月…、ついたよ…。」
「もう俺、結構限界かも…。」
「は?ここからだろ。」
「心が満たされまくってます…。」
「もっと満足させてやるから。夏月も俺のこと気持ち良くして?」
ローションボトルの口をアナルに付けてボトルを押さえる。
ぶちゅぶちゅと卑猥な音を立てながら、ローションが俺の中に注がれた。
溢れ出ないように尻の穴を閉めながら、夏月のペニスに穴を添える。
「一緒に気持ち良くなろうぜ、夏月。」
「綾人さん…、〜〜っ♡♡」
腰を下ろすと、一気に俺の中を夏月の屹立が貫いた。
ともだちにシェアしよう!