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第927話

旅館に着いて、部屋に入る。 「んっ…、は…、ぁ…っ、夏…月…っ」 「綾人さん…、可愛い。大好き…。」 「んぁ…、む…♡」 両手で抱きしめられながら、舌を絡めて熱いキスをする。 気持ちいい…。 夏月の右手はするすると下に降りていき、俺の尻を撫でる。 「…んんっ…、夏月……、するの…?」 「ううん…。ご飯用意してくれてるから…。」 「でも…っ、ん…」 口ではしないと言うくせに、夏月の右手の人差し指はぐりぐりと俺の秘部を擦る。 そんなことされたら、俺だってその気になっちゃうじゃん…。 「夏月…っ」 「ごめん…。綾人さんが可愛くて止まんない…かも。」 「ひぁっ♡あっあ♡」 右手で後ろを弄られながら、夏月の太腿が俺のペニスを擦る。 堪らなくて夏月の胸元にしがみ付きながら、俺は呆気なく達してしまった。 力が抜けてもたれかかる俺を抱き止めて、夏月は何度もキスをしながら俺の汚れたパンツを脱がせ、新しいものを履かせた。 「ごめんね。今からご飯なのに…」 「……ばかぁ。」 「あとでもっと気持ち良くなろうね…。愛してる。」 チュッと額にキスされて、なんか全部許してしまった。 夏月の後ろに隠れながら広間に行くと、夕食はそれぞれ個室に準備されていた。 夏月の許可を得て軽くお酒を嗜みながら、豪華な夕食を楽しむ。 食べ終わった頃には、俺も程よく酔いが回って、今日は素直に甘えられそうな気がした。 「綾人さん、お風呂入る?」 「うん…。夏月も一緒に入ろ…?」 「是非。先に浸かっててください。すぐ行きます。」 部屋に戻ると既に布団が敷かれていて、そのまま吸い込まれそうになるのを我慢して、備え付けの露天風呂に入ることにした。 夏月に言われて先に浸かっていると、ガラガラ…と引き戸が開いて夏月がこっちに向かってくる。 頭のてっぺんから足の先まで、裸の夏月をまじまじ見るのは久しぶりかもしれない。 「そんな見ないでください…。」 「格好良い…。てか、やっぱデカいな…。」 「ちょ…っ!触るんだ…?」 右手の親指と人差し指で輪っかを作って、夏月のペニスになぞるように触れると、夏月は口元をひくつかせながら苦笑した。 俺が触れているからか、さらに質量が増す。 嬉しい…。 「俺も湯船浸かっていい?」 「うん。入って。」 「お邪魔します。」 夏月が肩まで浸かると、ざぶんっと夏月の体積分のお湯が湯船から溢れる。 夏月の首に手を回して、夏月にピッタリと引っ付くと、自然と夏月のペニスが俺の双丘の割れ目に沿うように触れた。 「このまま入りそうなんですけど…。」 「挿れてもいいよ…?」 「いやー…、ここで出しちゃまずいでしょ…。」 夏月の腰が少し揺れているから、多分もうその気になってるんだと思う。 たしかに、湯船の中でイッたらマズイよな…。 でも、もうちょっと一緒にお風呂に浸かってたい気持ちもある。 「夏月、我慢な。」 「うわぁ。生殺し。」 「あとでいっぱい抱いて。」 「加減しなくていいんですか?」 「いいよ。夏月が満足するまで付き合う。」 舌を絡ませて激しいキスを繰り返して、のぼせそうになるくらい温泉を楽しんだ。

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