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第975話
何……?
なんか…、お尻に違和感……。
「あ、起きた?」
「お…はよ……?」
「おはようございます♡」
目を開けると、夏月が爽やかな笑顔で俺を見つめ、チュッと唇にキスをした。
それと同時にお尻の違和感が大きく……。
「えっ……?」
「ん〜?♡」
「ちょ…、えっ…?」
寝ぼけて曖昧だった感覚が、どんどんクリアになっていく。
夏月と繋がってる…?!
俺が起きた時には既に?寝てる時からずっと??
「あっ♡夏月っ、待って!待って…!」
「待たない♡」
「あっぁ♡待って…!イクッ、イクッッ♡♡」
「綾人さんの中、めちゃくちゃ痙攣してる…。気持ちい〜…。俺もイキそう…。」
「んぁ、あっ!!♡♡あ゛ああァっ♡♡」
夏月は俺の腰を掴んで奥の方をトントンっと突くように揺さぶった。
寝起きには大きすぎる衝撃に状況理解が追いつかず、与えられる快感を全部拾い上げ、俺は呆気なくイッてしまった。
「あはは。綾人さんびっくりして目ぇキョロキョロしてる。可愛い〜。」
「な……、え……?」
「昨日綾人さん疲れて寝ちゃうんだもん。挿れたら起きるかなーと思ったけど全然起きなくて、挿れたまま寝ちゃった♡」
「は……?」
「朝起きたら興奮しちゃって、綾人さん起きないかなーってそのままにしてた♡」
意味わかんねぇ…。
普通挿れたまま寝るか?
寝ないだろ、バカ。
怒るべきところなのに、寝起きでエンジンがかからないのと、衝撃が強すぎて言葉が出てこない。
「このままシよ♡」
「ひぁっ♡夏月…ッ、待てって…!」
「いいじゃん。気持ちよくなろ?」
「あっあ♡やだっ…!待って、ぁあっ♡♡」
さっきまでの軽いピストンから、俺を叩き起こすかのような激しい揺さぶりに変わる。
これ、どこまで挿入ってんの…?!
待って。変なとこ入って…。
「…っ!やぁ、らめぇ…っあっ…♡ひっ…!!」
「ここ気持ちいい?」
「ふぁ、ああっ♡♡ゃッ…、らあぁッ♡♡」
「寝起きの綾人さん可愛すぎ…。中あったかい…。気持ちいいね…♡」
声制御できない…。
む、無理…っ。
なんか出る…!
「な…つ、夏月ッ…!やっ、な、んんっ、なんかァ♡♡く、る…ッ♡♡♡くる、きちゃ…ッッ♡♡♡」
「いいよ、イッて。」
「ひッあ゛ああァッ♡♡あッ、ああぁッ!?♡」
プシャァッと勢いよく先端が飛沫をあげた。
もうやだ…。
これ本当やだ……。
「上手に吹けたね、綾人さん♡」
「はぁ…、はぁっ…」
「俺も気持ちよかった。愛してるよ♡」
夏月は唇を重ねて、俺の中からゆっくりと出ていった。
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