1038 / 1069
第1038話
「バカ…。夏月のバカバカ。」
「だって綾人さんがその服買った理由が可愛すぎて…。ごめんなさい。許して?」
「………」
夏月は俺がイッた後も乳首を弄り続けた。
昨日のラブホテルでもいっぱい弄りまわしたくせに。
おかげでヒリヒリするし、明日までに引っ込む気もしない。
最終的にセックスはシたけど、上の服だけは脱ぐことを許してくれなくて、ふわふわだった服は精液やらでベトベトのカピカピだ。
触ってくれた。
たしかに触ってくれたし、離してくれなかったけど!!
「結構気に入ってたのに…。」
「服はまた買うし!」
「乳首痛いし…。」
「それはごめんなさい。」
「やめてって言ってるのに、全然やめてくれなかった。」
「えぇ?あれはもっとシてにしか聞こえなかったんだけど。」
自己解釈じゃねぇか。
乳首取れそう。本当に痛い。
服に擦れたらジンジンする。
「明日から仕事だってのに…。」
「蛇目に勘付かれないようにしてくださいよ?!」
「誰のせいで……」
自分の身は自分で守るとは言ったものの…。
明日は厚着していこう。
寒くなってきたし、丁度いいのかもしれない。
「バレても俺にキレんなよ?」
「うっ……。はい……。」
「その間はなんだよ?俺のせいにする気だったのか?」
「だって綾人さんが可愛すぎるから……。」
「暴論だ。」
反省してるのやら、していないのやら。
どちらにせよ、怒ったところで俺の乳首は戻らない。
つーか、夏月と付き合ってから、俺の乳首肥大してないか…?
気のせいであってほしい、本当に。
「綾人さん、もう触らないから乳首見てもいい?」
「勝手にすれば。」
「やったー♪」
夏月は俺の服をペロンと捲り、唇が触れそうなほど近くに顔を寄せる。
何これ…、恥ず……。
「夏月…っ」
「ん〜?」
「近…、ぁっ♡」
微かな息遣いだけでも感じてしまい、ビクビクっと身体が震える。
そしたら夏月はニヤ〜っとイタズラな笑顔を浮かべて、俺の乳首にフーッと息を吹きかけた。
「んああっ♡♡」
「風だけで感じちゃう綾人さんヤバ。かわい〜。」
「見るだけって言った…、ぁあっ♡」
「触らないって言ったんですよ。触ってないでしょ?」
「ああああ♡♡」
腰が浮く。
もうやだこんなの。恥ずかしいのに。
余裕な顔で、俺を見下ろして、きっと俺に言わせようとしてるんだ。
「いいの?」
「な…にが!」
「このままで。綾人さんのココ、また大きくなっちゃったよ?」
「っ…」
鼠径をなぞられる。
身体にゾクゾクっと快感が走り、夏月にしがみついた。
夏月の太腿に跨って腰を揺らしていると、夏月はグリグリと股間を刺激してくれて、俺はあられもない声を出しながら絶頂に達した。
ともだちにシェアしよう!