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第1039話

俺をイカせてご満悦な夏月とそのまま風呂に入った。 湯船に浸かって疲れを取り、身体が温まってから俺は浴槽の縁に座らされた。 夏月が足裏のマッサージをしてくれる。 「気持ちいぃ……。」 「えへへ。喜んでくれてよかったです。お風呂上がったら、腰とかもマッサージしましょうか?」 「うん…。」 うっとりとしていると、「はい、終わり。」と足裏マッサージが終わってしまう。 気持ちよさと若干の逆上せでぼーっとしている俺を、夏月は抱き上げて脱衣所に出し、タオルで全身を拭いてくれた。 うつ伏せでベッドに寝かされて、夏月の両手が腰に添えられる。 「ぐぅ〜……、やば、気持ちぃ……。」 「ふはっ…、変な声出てる…(笑)」 「う〜……、あぁ〜そこ……。」 親指で指圧されるたびに体の奥の方から声が出てる気がする。 10分くらいゆっくりかけてマッサージした後、夏月の手は下へ降りていく。 「んっ…」 「お尻もマッサージしてあげる。」 「ゃぁ…、んっ」 マッサージしてくれているけど、時々俺を感じさせるようなやらしい手つき。 ほぼ無意識で、夏月の指が穴に触れるように腰を動かしてしまう。 「欲しいの?」 「ぅ…、触って……」 「可愛い。ねぇ、綾人さん。こういうのってハグした方が幸福感増しそうじゃないですか?気持ちよくしてあげるから、俺のことぎゅってしててよ。」 「うん…っ」 体を起こして、夏月の首に両手を回してぴったりと引っ付く。 本当に幸せ…。ハグ最高……。 夏月の手は優しくお尻を撫で、右手がズボンの中に入れられる。 「触るよ?」 「ぅ、ん……♡」 「どうしてほしい?」 「指…、中入れて、いいトコ擦って…っ」 「いいよ。声我慢しないでね。」 夏月の人差し指と中指が俺の中に入ってくる。 もう俺を全部知り尽くした夏月は、簡単に前立腺を見つけ出し、二本の指でそこを集中的に擦る。 「あっあ♡気持ち…ぃっ♡夏月♡夏月っ♡♡」 「可愛いな…。堪んない……。」 「もっと…♡もっと奥まで欲しぃ…っ♡」 腰がゆらゆら動き、自ら夏月の指を奥に当てる。 夏月は熱い吐息を吐きながら嬉しそうに笑った。 グリグリと奥を擦られると、なんだか目の奥がチカチカして、俺は夏月をぎゅーっと抱きしめてそのままイッた。 「は…っ、はぁ…♡」 「気持ちよかったね。めちゃくちゃ可愛い…♡」 「夏月は…?いいの…?」 「大丈夫。明日からまた仕事だから、綾人さんの身体に負担かけたくないし。」 優しい。 俺も夏月のために何かしてやりたいのに。 「口で……する?」 「えっ…。い、いや!いいです!大丈夫!」 「あ、そう?じゃあ寝るか。」 寝るかって言ったら、シュン…と寂しそうな子犬みたいな顔になった。 して欲しいならそう言えばいいのに。 「よいしょ…っと。」 「え?え?!いい!大丈夫ですよ?!」 「嘘つき。さっきすげー期待した顔しただろうが。」 「うっ……、バレました…?」 「当たり前。」 最後に夏月を口でご奉仕して、お互い出すもの出して気持ちよくなってから、やっと眠りについたのは0時を回った頃だった。

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