1065 / 1069
第1065話
断れる状況じゃなくて承諾してしまったのが最後。
俺は今からここで夏月とセックスをする…らしい。
夏月は椅子に座って、スラックスの前を寛げた。
「先輩、できる?」
咥えろってこと…だよな…?
床に膝をついて、夏月のパンツを下ろす。
いつも見てるはずなのに、ソレが物凄く大きな存在に感じる。
両手で支えて、先端から舌を這わせ、少しずつ口の中に誘 っていく。
「んっ…、んふ…、ふぅ……ぁ♡♡」
「上手。もっと裏筋舐めて?」
「ぅ…ぐっ♡」
根本の方まで咥えると、喉まで届いてしまう。
息が苦しくて涙を浮かべると、夏月は俺の頭を撫でてハンカチで涙を拭いてくれた。
「先輩、気持ちいい。少しだけ腰振ってもいい?」
「うぅっ…、ぅ…」
「苦しいね。でも先輩の口の中でイキたい。ちょっと我慢して?ごめんね。」
「うっ、う♡♡」
夏月は謝りながら緩く腰を振って、俺の喉奥に射精した。
精液が喉奥に張り付き、しばらく咳き込んでいると、抱きしめて背中を摩ってくれる。
苦しいけど嫌じゃない。
相手が夏月だから。夏月が好きだから。
「お…わり…?」
「まさか。今から先輩が気持ちよくなる番ですよ。」
「へ…?」
「デスクに両手ついて、俺にお尻向けてください。」
くるりと体を反転させられ、言われるがまま両手をデスクにつく。
お尻の割れ目に沿うように夏月のペニスが押し付けられる。
ヤバい…。
心臓がすげー音立ててる。
ダメなことしてるって分かってるのに、俺は多分このシチュエーションに興奮して、これからされることに期待してしまっている。
「先輩のここ、すげーヒクヒクしてる。」
「ひっぁ…!夏月、やっぱり…」
「城崎、でしょ?」
「あっ、ぁあ!城崎っ…、城崎…だめ…っ」
「説得力ないなぁ。先輩のココ、俺の当てたらちゅっちゅって吸い付いてくるみたいなのに。顔が見えないのが残念。」
「うぅ…っ」
「もう挿れるよ?」
「あっぁ♡はっぁあ♡城崎っ!城崎、だめっ♡♡」
ズブブ…と一気に貫かれ、あまりの衝撃に手の力が抜けて机に顔をぶつけそうになるのを、夏月が抱き止めて支える。
危な…。
顔を上げると、机の上にある手鏡に俺のはしたない表情が映る。
ここ、誰の机だっけ…。
ヤバイ。そんなの考えてる余裕ない…。
「先輩…っ、先輩…、好き、愛してる…っ」
「…ぁっ、イク!城崎…っ!待っ、あぅ…♡」
「あーあ。先輩、床汚しちゃった。」
奥をズンズン突かれ、ストップも間に合わずにイッてしまう。
白濁が床に飛び、背徳感が増した。
掃除すれば消える?
においは?
「バレたらクビになっちゃう…。」
「クビになんてさせないから大丈夫。ねぇ、俺も先輩の中でイキたい。動いていい?」
イイトコばかりを揺さぶられ、思わず首を縦に振る。
夏月は俺の腰を掴んで思うがままに打ちつけた。
パンッパンッと職場には似つかわしくない音が響く。
いつも真剣に仕事している場所が、夏月とのイケナイ思い出に塗り変わってしまいそうだ。
激しく奥を突かれ目の奥がチカチカする。
「あっあ!城崎イ……、んぐっ!!」
「しーっ…。静かに。」
イキそうになる直前、手で口を塞がれて机に体を押さえつけられた。
ともだちにシェアしよう!