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68話

「小さい体だな、お前の体が壊れたら王はどう思うだろうな?」  男は息を荒げ、蔵之介の顔に奇妙な匂いの息がかかる。  男は蔵之介の下半身を持ち上げあらわになったそこを探り、穴を見つける。 「ここかぁ」  にやりと笑い、唾液があふれ口からくちゃぁっという音がなる。  誰にも触れられたことのないそこに巨体の舌が塗りつけられる。力も強く抵抗して蹴っても何の効果もない。  嫌だ、怖い!怖い!怖い! 「んーんー」と唸り声を上げ、身を捩るが動けるわけもなかった。 「じっとしてろって言ってんだろ!」  と足を大きく開かされ、体を割かれたのでないかと思える痛みに、悲鳴にならない悲鳴を上げた。  巨体の肉棒が蔵之介のお尻にあてがわれた。触れられた感覚は大人の腕ほどもある。  そんなのはいるはずない!蔵之介は嫌だと首を横に振る。  しかし、それは無視され、ぐっと萎みへ押し付けられる。だが、しまりが強く、尻の谷間にこすられる。 「上手くはいらねえな。ちっせーのか?まだ王ともしてないのか」  男は嬉しそうに笑い何度も穴に入れようとして男は固いものをこすりつけていく。  蔵之介は恐怖で身動きも取れずそれをただ受け入れるしかなかった。涙が溢れ、顔面の糸がぐちょぐちょになっていた。  何度かこすられると、萎みの口が緩み始め、先端が引っかかるようになる。それを感じ男は笑った。「そろそろいけるか?」  緩んだ穴の口に先端をあてがい、勢いよく中へ打ち付けようとしたとき、プツと言う何かが裂ける様な音の後にぐちゃりと鳴った。それは蔵之介の中を割く音ではなかった。 「随分夢中になってるな」  ビアンカが巨体の首の後ろに強くかみつき肉をむしり取る勢いで首を振った。それと同時に疾風が起こり、巨体は投げ飛ばされ床へ転がる。  一瞬でドアを破り巨体へ牙を向く。結果しか見えないそのスピードはが起こした疾風は、窓をも破壊した。 ガシャンという音に蔵之介は身をこわばらせた。しかしビアンカの声がする。その安心感からか涙が溢れた。 「分からなくもない。蔵之介はそれだけの魅力があるからな」  ビアンカは血の付いた口を手の甲でぬぐった。 「しかし!許さず置くべきか!」  ビアンカは怒りを露にし、目の奥が赤く光っていた。倒れた巨体は首元を抑え起き上がる。 「よくもやってくれたな」 生贄争奪戦と時は一度で倒れた巨体はにやりと笑った。ビアンカも容赦したわけでは無かった。むしろ争奪戦の時より毒は多く流し込んでいる。だいたいの相手なら即死する量だ。 「免疫か?」 「どうだろうな」  ビアンカが聞くと、巨体は首をひねる。そして即座にビアンカにとびかかった。前回も今回も隙をつかれた。しかし今は一対一で隠れる場所はない。力で負けると考えもしていない巨体はビアンカに後数センチというところまで手を伸ばした、その時。胸元を何かが貫いた。  ぐちゃりという音がする。  自分が今狙っていた獲物も目の前からいつの間にか消えている。体も動かせず、巨体は何が起きたのか分からず胸元に目をやった。

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