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第14話

「...本気なの?」 不安げに晶は光の持つスマホに視線を落としたまま聞いた。 「借りるだけだから、言っとくけど」 「うん....」 タチ2人を掲示板で探し、割り切ってセックスしよう、と光が言い出したのだ。 そうして、2人の2つ上、22歳のタチだという2人と対面した。 大輝と裕一、2人は友達とのこと。 自宅で、積極的でコミュニケーション能力もある光は2人と笑顔で会話しているが、どちらかといえば内向的な晶は緊張と不安でガチガチだ。 「ほら、飲んだら?緊張しすぎ」 裕一に勧められ、缶チューハイを渡された。 「ありがとうございます...」 喉を鳴らし飲んでいると、裕一に肩を抱かれた。 隣にいる光も気がつけば、大輝と笑顔で会話しながら、ビールを飲み、肩を抱かれている。 (...光のやつ....) ムッとし、グイグイ、チューハイを飲み干した。 「飲みっぷりがいいね」 裕一に言われたが、飲まなきゃやってられない!が、晶の本音だ。 先に酔っ払ったのは、晶だった。 「ぽわんぽわんする....」 頬を染め、ぼーっとしていると裕一に唇を奪われキスをされた。 絡んでくる舌に自分の舌も絡ませ、自然と濃厚なキスに変わる。 既に全員、シャワーは済んでいる。 酒で熱くなった体や顔。 「しよう、裕一さん....」 晶は夢中で裕一にキス。 隣にいた光がそれを見るなり、まだそこまで酔ってはいなかった光はまた腹が立っていた。 「俺たちもしよう!大輝さん!」 光も光で大輝に口付け、大輝も応じた。 全裸になり、晶と裕一、隣には光と大輝。 それぞれ、晶と光は寝かされた。 酔っ払いの晶は裕一に体を委ね、乳首に舌を這わされ、甘い吐息が漏れた。 「ああ...」 次第に唇が降りていき、脚が持ち上げられると、アナルに唇がたどり着いた。 「あん...気持ちいい....」 柔らかい舌で舐められ、穴に入り込んでくる、久しぶりの感触と快感にシーツを握りしめ、荒い息が漏れた。 光も同じく、隣で久しぶりにアナルを舐められ、感じつつも、つい、隣の晶に視線が向いてしまう....。 「...なに感じてんだよ、晶」 「だって、気持ちいい...」 「言い出しっぺは光なんじゃなかったの?」 光のアナルを舐めながら、大輝が苦笑した。 「そ、そうだけど...」 「集中したら?光も」 そう言うなり、大輝は光の穴を舐めまくった。 「ああ....っ!」 覚えてしまった快楽に勝てない光がいた。

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