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第19話
突然、立場が逆転し、強引に仰向けにされ、自分に馬乗りになった晶の鋭い眼差しに光は動揺が隠せない。
「あ、晶....?」
「....今更だけど、光ってフェラ上手いよね」
「そ、そうかな、わ、わかんないけど...あ、晶も上手いよ」
「今は!光の話ししてるの!」
ビクッと肩を震わせた光に晶が口付けた。
光の細身な吸い付くような手触りの肌。
これまで、光のこの体で一体、何人の男が翻弄され、イったのだろう、と思うと怒りだけでなく、嫉妬が渦巻いた。
気がつけば、光の脚を持ち上げて掲げ、男達を受け入れて来たであろう、穴を凝視した。
正直、ウケしか知らない晶には初めて見るので興味津々な面もある。
「あ、あんまり、まじまじ見ないでよ」
いつまでも自分のアナルに釘付けになっている晶に光はさすがに恥ずかしくなり、声を震わせ、赤面した。
「....そうか....和典もここに入れたんだよね....」
ふと、晶は自分の元彼の浮気相手が光だったことを思い出した。
「....和典に入れられてどんな風によがったの?」
「....嫉妬してるの....?」
「うん、和典に。気持ち良かった?あいつに入れられて」
「え?わ、わかんない」
「わかんない、てなに?」
不安げに光は晶を見上げた。
「....嫉妬する程、晶はまだ和典が好きなの....?」
泣きそうになっている光に晶は気がついた。
「違う!俺が嫉妬してるのは和典!光を抱いた、数多くの男達!」
「か、数多く、て....」
「そいつらより感じさせてやるんだから!」
嫉妬に燃え、晶は我を忘れて、初めて、光のアナルに舌を這わせ、貪った。
「あっ、あっ、晶、ダメ...!」
「なんでダメなの?」
「あ、晶はネコだから....」
一瞬、固まったが、再び、晶は光の小さな尻を持ち上げ、一心不乱に穴を舌で刺激され、光は仰け反った。
「もう誰にも入れさせないでよね!」
そう言うなり、唾液で濡れそぼった光の穴に勃起を押し当て、一気に貫いた。
「あーーー!!!」
まさかの事態に光は困惑しながら、悶えた。
腰を打ち付ける度に、ピンク色に染まる頬と小さく開いた、可愛らしい唇が妖艶な声を漏らす光の姿や顔を晶は見据えた。
こんな姿を今まで光が別の男達に見せていたんだと思うと怒りやジェラシーが容赦なく襲いかかり、そいつらに負けじとばかりに腰を動かした。
「あっ、あっ、ダメ、あっ....」
体を折り曲げ、快楽に溺れてよがる、光の唇にキスをした。
「あっ、あん、イきそう!」
軽く扱くと光は白濁を自分の腹に吐き出した。
キュキュッと光の中が締まった矢先、無意識に晶も、歯を食いしばり、数回、腰を打ち付け、光の中で射精した。
繋がったままでしばらく晶は同じく息を切らす光に倒れ込んだ。
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