30 / 38
第30話
類とマフィのお誘いに、
「えっ、いいんですか!?」
思わず、光は満面の笑顔で瞳を輝かせてしまい、慌てて、しまった、と隣でしゃがんでいる晶を見た。
「ご、ごめん、晶」
「う、ううん」
またぶん殴られるかと思いきや、晶は頬を染めて、何処と無く、もじもじしているように見える。
晶も興味がない訳じゃ無さそうだ、と光は、晶の手を握った。
「行こ、晶」
「え、え、え?」
光に引っ張られながら、ダブルベッドの上、全裸の類とマフィの元へ近づいていく。
「隣、空いてるからどうぞ」
類がダブルベッドの隣をポンポン叩いてみせる。
「はい、晶、バンザイ!」
光は晶の裾を持ち上げ、脱がせにかかる。
「ひ、光」
トップスが頭の部分で引っかかり、無理やり、光はすぽっ、とようやく晶を半裸にさせると、光は自分から脱いだ。
全く動じず、恥ずかしがる事なく、光は自分でさっさと全裸になり、晶に早く脱ぎなよ、と唆す。
晶は思わず、ベッドの上の2人を見た。
繋がったまま、2人は抱き合い、キスしている。
晶も2人が見ていない事にホッとし、全裸になると光が手首を掴み、ベッドに座らせた。
くりくりした光のあどけない瞳が晶を見つめ、そして、角度を変え、キスしてきた。
舌を絡め、晶もキスに応じると、光は晶を優しく押し倒す。
隣では再び、類とマフィがセックスを再開している。
「あっ、あ、あ...!」
四つん這いになった類の細い腰を持ち、マフィが突き上げる。
「俺たちもしよっ」
ちゅ、と晶にキスすると、光は晶を攻めにかかった。
「乳首、気持ちい?」
ぺろぺろとピンク色の舌を覗かせながら、上目遣いで晶の乳首に舌を這わせる光に、晶はドキドキした。
「緊張してる?」
光の問いに、晶は顔を真っ赤にしたまま、頷いた。
「店長、ローション貸してください」
真っ最中の2人に光は容赦ない。
「はい、光」
マフィが手渡してくれた。
「ありがと、マフィ」
マフィに笑顔を向けると、
「どういたしまして」
と、光の唇にマフィはキスをし、光の下にいる晶は目を丸くした。
「お待たせ、晶」
何事も無かったかのように、光は笑顔を見せ、再び、晶の体を愛撫し始めた。
ともだちにシェアしよう!