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第31話

類とマフィが隣で激しくも情熱的なセックスをする中、ダブルベッドの隣で、光は晶を抱いた。 「あ...あ、光」 「あ、あ...!マフィ、いい...!」 晶は光に身を任せ、頬を紅潮させ、悶え。 類は長い手足を持て余しながら、官能的な姿と声でマフィの激しい攻めを受ける。 「晶の中、あったかくて、気持ちい!」 膝を持ち上げ、小柄で細身の光がいたずらっ子のように笑顔で腰を振る。 光も晶も2人の世界になり、隣で燃える2人は気にならなくなった。 晶が感じてくれる様が嬉しく、ウケばかりだった光は慣れないながら、懸命に腰を使う。 しばらく、そうして、ピストンを続け.... 「イきそう....」 あまり大きくはない声で、晶は訴えると、自身の勃起を扱き、イった。 「じゃ、俺もイクね。晶の中に出したい」 晶の中に自分の種を入れたいが為に、光は腰を使い、そして、イク、イきそう....! と、晶の中で射精すると、晶に倒れ込み、息を荒らげながらもキスをした。 「ネコとネコだったのに、ほんとに攻めも出来るようになったんだね」 互いに行為を終え、ベッドの上だ。 マフィに肩を抱かれたまま、類が2人に微笑んだ。 「はい、まだ、あんま慣れないけど、一応」 胡座をかいた光が類に答えた。 「晶も?」 「はい。僕も...」 「晶は激しいよね」 隣の正座している晶に笑いながら光が言うと晶は頬を染めた。 「う、うるさいな。嫌ならもうやんない」 照れている晶に、嘘、嘘、と抱き締め、光は笑った。 不意に類とマフィが耳打ちで話し始めた。 晶と光には聞こえず、気にとめてはいなかったが、類が口を開いた途端、2人は固まった。 「ね。スワッピングしない?」 「す、スワッピング....?」 見事なまでに光と晶の声が重なった。 「僕達も、もう5年になるし、刺激が欲しいんだ。マンネリ防止にもなるしね」 「で、でも....お2人、遠距離だし...」 晶が狼狽えながら言うと、類とマフィは体を絡ませたまま座り、 「久しぶりに会っても、ひたすら、自分たちだけだし」 「....嫉妬とかしないんですか?」 「それがいいんじゃないかな。僕とマフィはお互いを信頼してるし、僕たちも2人を信頼してるから誘えるんだけど、2人は互いを信用してる?」 晶と光は見つめ合った。 光がにっこり笑う。 「俺はしてるよ。晶しか興味ない。晶が好き」 「ぼ、僕は....僕も光を信用してるし、す、好き」 ニコッと光は晶に笑顔を見せ、キスをした。 「おいで、光」 マフィに呼ばれ、光が迷うことなく、マフィの元へ向かうのを晶は見つめた。 類を見ると、手招きされた。 「おいでよ、晶」 かなりの間を置いて、晶もベッドを歩き、類の元へ向かった。

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