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第6話

◆◆◆◆◆ ブブブッ、ブブブッ、 スマホの振動で目が覚めた翼。 どうせ、アキオだろうとスマホを手にする。 メールが1通。 ハルキからだった。 珍しい………いつも火曜の夜に次の日の予定を送ってくるのに。 内容は、 どうしてる?だった。 寝てる。そう打って送信。 直に返信がきた。 具合悪いの?そんな心配メール。 アンタのせいだよ!って打ちたかったが、 バイト休みだから寝てたと返した。 高校生とか知らないハルキに嘘の返信。 すると、会えない?と返信がきた。 へっ? マジで?また、セックスすんの? ケツ痛いのに! でも、お金は欲しい。 大丈夫とメールしたら迎えに行くから場所を教えてときた。 アパートは教えられない。 だから最寄り駅を打って送信した。 30分後にと約束をして翼はダルい身体を起こした。 シャワー浴びなきゃな。 ハルキは中出しはしないがアキオは平気で中出しをする。 いくらゴムつけてとお願いしても聞いてくれない。 中にまだアキオの精液が残っているのでシャワーを浴びる事にした。 ◆◆◆◆ 「いたっ、」 シャワーを後のにあてながら指を入れるとピリピリと染みた。 「くそ、断れば良かったかな?どうせするんだろうなあ」 ため息がでる。 ハルキに抱かれてない時はアキオ。 大人の玩具だ。 シャワーをサッサと浴びて服を着る。 駅までは歩いて5分程度。 近くで良かった。なんせ、あまり歩きたくない。 駅でキョロキョロしているとクラクションが鳴った。 目に映る高そうな車と手を振るハルキ。 小走りに近寄る。 「ごめん、急に呼び出して」 「いいです。どうせ暇だし」 翼がニコッと笑うとハルキも釣られて笑う。 「ドライブいこう。乗って!」 ハルキはエスコートするように翼を助手席に座らせる。 ドライブ?ラブホまでの? なんて考えながらシートベルトを締める。 「海とか好き?」 「えっ?まあ、好きですよ?海行くんですか?」 まさかのカーSEX? 前の恋人とたまに車の中でやってたから平気だけど、ハルキはカーSEX無縁のようなイメージがあったから少しビックリした。 カーSEXとは決まってはいないけれど。 そして、ハルキが運転席に乗り込み、車が走りだす。

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