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第188話 まだまだ若い

ザァーーー  アサヒはゆっくりミナトにシャワーをかける。まだ眠っているミナトに無理させたことを少し反省して湯船に一緒に浸かる。胸にもたれさせて、ミナトのお腹に腕を回ししっかり支える。 「ん…あったかい…」  「起きたか?」  「うん。アサヒ」  まだとろんとした顔で振り向いて、目を閉じたミナトにキスをして頭を撫でた。  「ふふ、アサヒってばまだ若いなぁ」  「当たり前だ。じじいになるまで抱くからな」  「じいさんになるまで?体力もたないよ」  ミナトはクスクス笑って恥ずかしそうに顔を隠した。  (あーー…堪んねえ…)  ミナトは自分の気持ちを出せるようになってきた。嬉しいが理性がもたない。必死に違うことや、今日のスケジュールを考えるのに、ミナトはこの時間が好きだな、なんて嬉しそうに笑う。  (無理だろ。こんな据え膳)  首に齧り付くと、ミナトがビクビクと背を反らした。振り返るミナトは先程の嬉しいそうな恥ずかしそうな顔から、男の理性を奪う顔に変わっていた。  「なんだよ。お前もまだ若いじゃん」  「うる…さいよ、っ、っ!ん!ん!」  ミナトの熱を握り込むとくたんと体を預けて、上を向いて喘ぐ。のぼせそうなミナトを持ち上げて湯船から出し、縁に座らせた。  「捕まってろ。落ちるなよ」  「はっ?ちょ…と、っ!」  焦った声に笑って、ミナトの熱を喉の奥まで咥え込んだ。ミナトはアサヒの髪を握りしめて膝を閉じようとしてアサヒの顔を腿で挟む。  「っぁあああん!!!」  大きな声が浴室に響いて、アサヒは聞こえただろうなと笑い更にミナトをいじめるとガクガク震える腰をしっかり支えてやった。  「も、っ…アサヒ!あさ…っ、っ、んっ、んっ、っ、んーーーーッ!!」  喉の奥にミナトが放たれてアサヒはコクコクと飲み干した。腕で口元を拭って、力が抜けるミナトを床に四つん這いにさせシャワーを出す。  「アサヒっ、まだ、待って、待って」  「はぁっ、はっ、ンッ!!」  「アァアアーーッ!」  ベシャッと崩れたミナトのお腹に手を伸ばしてググッと上半身を起こさせると、ミナトは声を出さずにビクビクと跳ねた。濡れる髪の毛や肌が堪らなくて、トんでるだろうミナトの奥を、締め付けに耐えながら激しく侵す。  シャワーか潮か分からないほどミナトは何回もイって、落ち着いた頃に浴室のドアが申し訳なさそうに叩かれる。  「アサヒさーん?時間だいじょーぶ?リョウタもお風呂入りたいみたいだよー?」  レンの声に返事をしてミナトの中を洗い、スッキリして浴室を出た。 「アサヒさん達、若いっすねー?」  「そーだろ?ボスが老ぼれとか嫌だろ?」  「朝から盛りすぎ〜」  レンは全く、と爆笑しながらリョウタを呼びに行った。  レンからふわりと香った匂いに、アサヒはお前らもだろ、と苦笑いした。 

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