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第8話

「ほ~ら、肩の力を抜いて~。」 背後から天沢が肩越しに抱きついてきた。 「帯緩めようね♪」 肩から腰へスルリと手が帯の中へ落ちてきた。 帯の結び目をあっという間に解かれ、着物とふんどし姿にされた。 「ふんどしはいかんね。ここの客には好かれない姿だ。取ってしまおうね」 天沢の手首を掴み、阻もうとするも、目の前に居る要がその拒む手を掴んで離さない。 天沢と要の前には、一糸纏わぬ未緒の姿があった。 「こっち」 未緒の手首を掴み、見たこともない計測機に乗せられ、頭に板を当てつけられた。 「次はこっち」 手首を連れられ、その台に体が乗ると下のメモリが動いた。 胸囲、腹囲を測られ、乳首までもメモリの付いた紙のようなもので計測された。 それらを要が測り、紙に書いていた。 「うん、うん。乳首、小さくていいね!色も絶妙なピンク!最高な出物だね♪」 計測していた要の後ろから、天沢が声をかける。 天沢の声には一々反応しない要の手が、未緒のモノを手にとった。 「…ッ」 顔色一つ変えず、メモリの付いた紙を巻き付けた。 長さと廻り同断を測った。

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