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第9話
次に要は、未緒のモノの皮を捲り剥がそうとした。
「っ…や!」
思わず声が出てしまった。
「頭差渡りを測る。鬼頭を出すだけだ」
未緒のモノの皮を剥かれ、長さと胴廻りを測られた。
恥ずかしさで顔が赤くなるのを感じた。
「次は勃起しろ」
「……勃起ってなんですか?」
恐る恐る要に聞いてみた。
はぁ?とした表情で要は言った。
「お前、勃起したことないのか?」
空かさず、天沢が声をかけた。
「え!?勃起した事ないの!?どうしよう!?初物中の初物じゃん!ギャー!どうしよう!ねっどうしようか!要君!」
テンションがMAXに上がった状態の上司を目の前に、要は冷静に淡々と答えた。
「今日の一七時には整えると約束しているので、まずは後ろの準備に取り掛からないと時間がありません」
「あぁ~そうだった~。…そうだったね。初射精なんて競りに賭けたら良い値が付きそうなものだけど、
それが本当に初射精だ!なんて、オークションでは言い切れないものね。嘘だー!って思われるかもしれないしね。初射精は人類皆、決まった色でも付いていたらなぁ~」
はぁ~と残念そうにため息をついた天沢。
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