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第24話

顧客が使用する媚薬類の準備が出来たので、隣に隣接する湯場へと足を運んだ。 「調子はどうだい」 そこには、後ろをゴム製の男根で未緒の穴を責め立てている要がいた。 「ぅあっ、あ、あ……っ」 「先程入れたローションに拡張機を使用して湯を入れ込みました。湯で溶かされたローションで洗い流しを行っています。ですが先刻前でイカせそうになってしまいました。なので、これで終わりたいと思います」 側には先が三角状になった拡張機を持った通称源さんと呼ばれる男が立っていた。この風呂場を任されている責任者だ。 初夜を向かえる方式には大きく分けて二通りあった。 一つは穴を出来るだけ拡張して、その中にたっぷりのローションを詰め込み客の前に出すやり方。 もう一つの方法は穴の拡張はこちらでしておくが、ローションの詰め込みはお客自らでするパターンだ。 「今日の仕上げにはローションの詰めはなしですかい?」 「顧客の榊様からの依頼で、今回は初夜のローションはご自身詰めるところから始めたいとの申し付けがあるんだよ」 穴に詰めたゴム製男根が穴の中でグチュグチュと音をたてていた。 「やっ、あっあ、あ……!」 後ろの穴を溶かしいれたローションで突かれる快感に声が漏れ出してしまう。 だがそろそろ前が持ちそうにないなと思い、要の手が止まった。前をイカせないように、ゆっくりと優しくゴム製の男根を抜いた。 「ン、んん……」 ゴム製男根を抜き取り、前でイカせなかったか、確認の様に未緒のモノを手に取った。 勃起具合を見て、これならまだ自制で納める事が出来るだろうとの思いになった。 源さんを呼び、未緒を抱き寄せ椅子に座らせるよう、要望した。 風呂場に設けてある椅子に座らせ、「絶対に前は弄るな!」と言い残し天沢のもとへと向かった。 「筒の中にはまだローションが残っていると思います。すみません。源さんにはイカせないよう、筒奥まで拡張機を入れさせませんでした」 天沢の前で一礼すると、よしよしと頭を二度撫でた。 「今日のお客様は脚がお悪いく車椅子でお過ごしの榊様だ。ローションは自らでと申し付かってはいるけど、ローション入れはたぶん部下にやらせるでしょう。脚が不自由だしね」 要の耳元で囁く、「大丈夫だよ」 「じゃあ、要君。未緒ちゃんが落ち着いたら、着物を着させて、山路地の部屋に連れて行ってあげてね」

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