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第27話

ヒールは抵抗しないんじゃない、できないんだ。 薬を盛られてるから快楽に弱くなっているかもしれない、けど快楽に溺れてるわけじゃない だって抵抗しないなら薬なんて必要無い 薬を使用してまで支配しようとするのは、まだ彼が性行に抵抗を見せるからなんだろう。 あの場所で教育を受けていた子達も、快楽に支配された子はそのままで受け入れ、まだ恐怖に泣き叫ぶ子には強い薬を打ち込んでいたのを知っている。 「口を開けろ」 「…うぐ…がっ…うぼ…んんん!!」 後ろの穴は指を抜き差しされて、男のペニスを口に突っ込まれ涎が地面に垂れる。 悲鳴のような喘ぎが延々と舞台上であげられる この環境全てが醜悪だ 子供を収監する檻、調教された子供、物のように扱う大人、それを娯楽として楽しむ観衆 「なんなんだよ」 漏れでた言葉に隣にいた彰人は答えた 「面白い見世物だろ、お前らは俺達飼い主に逆らえない、待っているのは死かそれよりも恐ろしい末路だけだ。 あいつはそれをよく知っている。一番生意気で一番生きることに貪欲だ。お前のようにな 安心してくれて構わない、お前のような奴は好きだからな」 「…っぁ!」 ふざけるな、お前達のおもちゃになるために生まれてきたんじゃないと叫びたい気持ちを圧し殺した こいつに言っても無駄なんだ。 家族の元に帰れる方法は無い、こいつは絶対に帰してくれない でも逃げるなんて出来ない、死を選ぶにもまだ僕には勇気は無かった。 こいつの言う通り僕は生き汚いらしかった 悔しい胸の内を全て見透かすかのように彰人は余裕の笑みを浮かべてヒール達が乱れてる舞台に目を移した 「そろそろ面白いのが見れるぞ」 同じく舞台に目をやるとヒールは男たちのペニスを前も後ろも手にすら握らされてる始末で、獣のような喘ぎ声を上げている 激しく腰を叩きつけられか細い体は折れそうで白目を向きながら快楽に流されていた そして、男達の欲を受け止め終えるとその体を支える者はいなく床に落ちた ヒールはびくんびくんと痙攣し精液に混じってぶしゃあと小便のようなものも垂れ流している 「とまぁ、皆様こういった慰みものに使用したりただの性奴隷にしたりする方が大半かと思います、あとはそうですねぇヒールのように美しい容姿を持った奴隷には鑑賞といった手もありますねぇ、その他にも雑用まぁただ働きに使ったりたまには食用として購入するかたもいますが…中には要らなくなったものもありますよねぇ」 ピエロマスクの最後の言葉に僕の心臓は波打つ 「そういうのはこちらでまた買い取り商品として扱いますから安心してください。 エコで地球に優しいシステムです。えぇ、奴隷といえどニンゲンですから無駄にしてはいけません。 私がこう言うのを言うのは、皆様わかりますよねぇ? こちらの極上の奴隷はたった今商品として取り扱われることとなりましたぁ!!」 その言葉と共に会場は歓声で埋め尽くされた

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