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第7話

奴隷...あまりにも馴染みが無い言葉に耳を疑った。ましてやそんな事が日本で行われていることに素直に驚き、愕然とした。 「あの」 喉から掠れた声がでていた。 すると青年はちらりと目で自分をなめ回すようにながめると急に目の前でしゃがんだ 「君、綺麗な目をしているね。 それに怪我も少ない。足は…擦りきれちゃったのかな?」 急にかかとを持ち上げ、また舐め回すように全体を見られる。 何となく目を離しちゃいけない気がして、じっと彼の目を見つめる たった今恐ろしい言葉が紡いだ人とは思えないほど、触れる力は優しく瞳を見ても不思議と怖くなかった 「で、質問だっけ?」 唐突に聞かれてびくっと肩が揺れた。 「ぁ…奴隷とは何ですか?何するんですか」 「うん、今から話そうと思ってた所。 君達にはこれから、性奴隷になって欲しい。」 「性奴隷?」 「つまり、セックスをしてもらうの。 慰めものになれってこと。わかんないならここでしてみる?」

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