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第8話
彼の言葉を理解できないまま、後ろからまた黒い布で目を覆われた
「ひっ、な、やだ!んっ?!」
頭がパニックになったまま、口に濡れた感触が触れた。それは口内にまで侵食してきた。
「ほら、舌出して」
頭上から降りかかる声に逆らえなかった。
視界が見えない恐怖に膝が震えるなか、反抗しようなど考えもつかなかった
言われるがまま舌を伸ばし、何かにからめとられた
濡れた音が耳奥まで響いて、背中がぞくりと鳥肌がたつ。ここまでくれば何をされているか、わかったが抵抗はやはり出来なかった。
すると、固いものが舌先に乗った
それを、思わず喉にまで誘ってしまった
ゴクン
「ぁっ、!?」
飲むのと同時に、後ろに倒された。
じゃりっと砂の音と感触が頭に伝わる
「ひぁ…や、こ、こわい、っふぁ……な に」
今度はお腹にひんやりとした感触が伝わった
いや、初めは冷たかったのに熱い、表面は冷たい、でも熱かった
さわさわとお腹を撫でる手はやがて下にのびていく
「っくふ…ぁ…あっ!、いぁ」
そして、男にしかないモノを包まれた。
それは春樹にとって初めての感覚だった
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