10 / 17
第10話
「カイ!遅くなってごめんね!ご飯食べよ?」
「ん~?ほまれ?」
肩を揺するとぐっと腕を伸ばして目元を擦ろうとしている。
その手を取ってきた撫でるとうっすらと目を開けて寝起き特有の目をしょぼしょぼさせる仕草をしはじめた。
俺はにこりと笑いかけながら頭を撫でる。
ホイップクリームを片付ける為に立ち上がるとカイがぼんやりと俺を見上げていた。
「食べれそう?」
「んー。大丈夫…」
ホイップクリームを冷蔵庫の中へ片付け、ダイニングテーブルに乗っていた皿をリビングの机の方へ持ってくる。
ソファーの上で身体を起こしたカイにフォークを握らせてやった。
今日は何かあったのかと少し心配になる。
「疲れてる?」
「今日体育あったから…」
「あー。必修科目だもんね」
大学と言えど、低学年のうちは高校みたいな必修科目があってカイは見学という訳にはいかなかったらしい。
高校の頃は疾患のせいで体育や体育祭等のイベント事には不参加だったカイも必修科目には勝てなかった様だ。
高校の頃は教師陣から腫れ物を扱う様に接されていたが、大学に入ると創業者の御曹司というフィルターは薄まる。
いくら創立者の子息といえど、大学の教授方は初等部や中等部、高等部なんかとは少し立場が違う。
だから必修科目は出席だけしていればいいというものでもない。
モソモソと食事をするカイの横で俺も床に座って食事をはじめた。
こっくりこっくりと船を漕ぎながら何とか食事をしようとしているカイは本当に小さな子供の様だ。
「眠くてもお風呂入らなきゃ駄目だよ?」
「めんどくさい」
「今日は一緒に入れるから、頑張ってご飯食べるよ」
「ん。今日は風呂…無理かと…思って…た」
虚ろな目をしているカイに声をかけるが、返事が本当にまるっきり子供だ。
俺は母親にでもなった気分だったが、俺も疲れてはいるけれどカイ程体力がないわけではないのでうとうとしているカイより先に食事を終わらせ食器をシンクに出して給湯器のスイッチを押した。
キッチンからリビングをちらりと見るとフォークをくわえたままカイが動かなくなってしまっている。
「あーあ。危ないよ」
「んー」
危ないので俺は急いでカイからフォークを取り上げたが、眠気のピークに来たのか無抵抗だった。
そのまま後ろにゆっくりと倒れていくと、ソファーの背もたれに背中がついて頭はソファーの縁にもたれかかる。
またすぅすぅという可愛らしい寝息が聞こえてきた。
お皿の上を見ると、一応全部食べてあったのでほっと息を撫で下ろす。
「カイ~?カイくーん?」
一応声をかけてみるが、返事は当然返ってこない。
俺は軽い足取りで皿を持ってキッチンへ向かう。
ここまで疲れて寝てしまっているのであれば当然起きない事が分かっているのでさっきの続きができるのではないかと思ったのだ。
どうせこの後風呂に入れてやるのだから、汚れてしまってもいいのではかいか。
俺は気分よく冷蔵庫にしまった使いかけのホイップクリームを出してカイの元へ戻る。
足取りも軽く小躍りしそうになってはたと自分は疲れているんだなと気が付いた。
「まずはお洋服からだね」
とりあえず先程は捲るにとどめた有名ブランドのコットンのシャツに同じブランドのカーディガンのボタンを丁寧に外していき、こちらもインド綿100%のチノパンと下着を脱がせる。
ソファーの上に横たえようかと思案するが、色々と作業がしにくいのでこのままの体制で進めることにした。
とりあえず冷蔵庫に入れてしまったホイップクリームは冷たいので少し常温に戻しておく間に俺は準備をしておく。
足を片方ずつ上げて、お尻の下にタオルを敷いておいた。
タオルを敷くタイミングで足もM字に開かせておく。
「よーし。さっき食べられなかったいちごちゃん食べてあげるからね?」
足を大きく開いた状態で寝ているカイのまずは右側の乳首の周りをクリームで囲んでクリームごと乳首を口に含む。
口の中でクリームを舐めとりクレームの乗った舌で乳首を刺激してやればどんどん硬度が増してきて、舌先でぐりぐりと乳首を押し潰してやればもとに戻ろうと生意気にも抵抗してきたので、歯を立ててやった。
乳首に歯をたてた瞬間にカイの身体はびくりと震えるも起きる気配はない。
わざとちゅっと音を立てて乳首を吸ってやればつんっと自己主張をしている。
「こんなことなら本物のいちごでも買ってくるんだったな。でも、カイのいちごちゃんは俺に食べて欲しかったみたいでご飯食べてる時からシャツの上から自己主張してたもんね」
左側の乳首を親指と人指し指でぐりぐりと押し潰すと、こちらもつんっと立ち上がった。
散々乳首にクリームをつけていじくりまわしていれば、俺の腹辺りに固い物が当たっている。
目線をずらすと当然可愛らしいカイのペニスが触って欲しそうに先端からとぷとぷと先走りを溢れさせていた。
それを見て俺はにんまりと笑みがこぼれる。
カイは色素異常で真っ白な髪をしているが、当然陰毛も白いし元々体毛は薄い方なのか生えていないも同然だった。
「ホイップもりもりにデコレーションしてから食べてあげるからね」
俺はソファーの前に座り込みホイップクリームの袋を握ってカイのペニスが埋まるほどクリームを押し出す。
やはり熱が集まっている所なのでクリームがどんどん熱で溶けて孔の方まで垂れてきている。
ひくひくと誘ってくる孔に絞り口をゆっくり挿入して、残りのクリームを全て胎内へ絞り出す。
空になったホイップクリームの袋をローテーブルの上に後ろ手で置いて、改めてホイップクリームでデコレーションされたカイのペニスを口に含んでやった。
またわざとじゅぷじゅぷと音が鳴るように頭を上下させてやれば大きく首を反らし、太股が震える。
根本まで垂れたクリームを喉の奥までペニスを招き入れる事で舐めとると、そろそろ絶頂を迎える兆しが見えてきた。
どくんどくんと波打ちはじめたペニスから口を離すと、カイが足をもじもじと擦り合わせている。
「お尻からもクリーム漏れてきちゃってるね。ふふふ。中出ししたみたい」
孔がひくひくと収縮する度に胎内に入れたクリームが溶けてこぷこぷと垂れてタオルを汚している。
俺は躊躇なく顔を近付けると孔の上へゆっくりと舌を這わせた。
それだけの刺激でカイの身体は次の刺激を求めて孔を震わせている。
そんな健気な動きに、俺は孔にぐっと舌を差し込む。
舌がぎゅっと締め付けられたが、俺は気にせず舌を上下に動かしてやった。
カイの息がはぁはぁと荒くなっていくが、時折甘い吐息も混ざる。
今度は舌を引き抜いて孔に口を当てて息を吸い込むと、じゅるじゅると水気を含んだ音が部屋に響く。
しばらく孔を吸ったり、舌で弄っていると額に当たってたカイのペニスが震え頭頂部に熱を感じ額の丸みに沿って熱い液体が垂れてきた。
「そんなに気持ちよかった?ふふふ。カイにぶっかけられちゃった…」
米神を伝って垂れてきた精液を指先に取って口に含む。
独特の味が口に広がり、匂いが鼻に抜ける。
力なく項垂れるペニスの熱をもう少し額に感じていたいが、俺は顔をあげると目の上にカイのペニスが滑り降りてきた。
少し顔をずらしただけで今度は唇に当たる。
「天使みたいな見た目だけど、やっぱりカイも男の子なんだね」
ちゅっちゅっと力のないペニスに何度かキスをするとゆるゆると硬度が増してきた。
外的刺激に反応するのが可愛くて、遂に口に含んでペニスの括れをぐるりと舐めてやると足がぎゅっと縮こまる。
カイの肉付きの薄い太股に顔を挟まれだが気にせず頭を上下させた。
いたずら心で根本に軽く歯を立てれば歯形の輪ができる。
「ふふ。歯形つけちゃった。この後風呂だから、カイの俺の中へ出させてあげるね」
ストンとスラックスを下着ごと脱いで床に落とす。
ローションを手に取って後ろを軽く解して、カイの上に股がった。
長年の経験でカイ位の大きさならそんなに慣らさなくても受け入れられるので、歯でコンドームの袋を開けてカイのペニスへ被せる。
手の感覚ですぐにブカブカなのが分かるが、気にせず根本を支えて腰を落とした。
胎内で擦れるたるんだコンドームに違和感を感じるものの、カイの初めてをまた独り占めできたことに笑みがこぼれる。
「知らない間に童貞まで奪われちゃった気分はどう?」
「んむっ、んぁっ」
腰をゆるゆると動かしながらキスをしてやると健気にも舌を絡めてくるので、俺は更に笑みを深くする。
俺的にはたるんだコンドームが膜のようになって刺激が遠く感じて気持ちよくないが、カイははじめての刺激にはっはっと更に息が上がっていた。
悶えるカイをもう少し見ていたいけれど、全く気持ちよくないし風呂が湧いたとかなり前に聞こえたので俺は腰をあげる。
「お風呂でたくさん潮吹きさせてあげるからね。お風呂だと片付けも簡単だしね」
カイのペニスからコンドームを取り除き、コンドームを近くにあったゴミ箱へ投げ捨てる。
カイの膝の下に手を差し込み背中を支えながら抱き上げると俺の首もとへ頭をぐりぐりと押し付けてくるので俺も額にちゅっとキスをしてやった。
中途半端に刺激されて俺の身体も反応してしまっている。
それもこれも電話をしてきて調子を狂わせてきた教授のせいではないだろうか。
レポートを出しに行ったあとは縛り上げて再起不能になるまで搾り取ってやろう。
俺はバスルームに向かいながら手の中の温もりに頬擦りしながら移動するのであった。
ともだちにシェアしよう!