18 / 20

第18話

新しい診療科ではすぐに内容を覚えて困ることはなかったが、どうしても就業時間が長く症例など調べる時間も合間って中々カイと生活のリズムが合わない。 帰ると瀬戸さんにお世話された後のカイと少し会話する程度で、ふれあいの時間も確実に減ってきてカイが恋しくてたまらない。 しかし、どんなに忙しくてもカイへの食事は自分が作った物しか与えていないのが俺の唯一の心の支えになっている。 瀬戸さんもカイが俺の作ったのもならパクパクと食べると理解しているので“実家”に帰ってお世話されていても俺の作った食事を食べさせてくれている。 「お肉もだいぶついてきたけど、もう少しお肉ついたらいいね。おっぱいもう少しふわふわなら嬉しいな」 「うっ…ふぅ…」 明日は休みなので、帰って来てから早速カイ“と”遊んでいる。 帰ってきたら当然カイは寝ていたので、念のために睡眠薬を飲ませてから効果が出るまで食事をしたり風呂に入ったりしてから満を持して寝室に来た。 寝ているカイを抱き上げぬいぐるみにするように抱き締めてから顔に頬擦りをする。 身体を反転させて後ろから抱き締める形になると、カイの後頭部に顔を埋め大きく息を吸う。 しばらくカイの匂いを堪能したら、今度は首筋に鼻を押し付けて肌の匂いをかぐ。 瀬戸さんが用意したのかボディークリームの微かな香りと唇に当たる肩口の肌がもちもちしていて癖になる。 肩口でこれなのだから、胸や足はどうなっているのだろうと好奇心がむくむくと沸き上がってきた。 律儀に俺がプレゼントしたパジャマを着ているのでフロントのボタンを全て外して胸を露にする。 起きない事が分かっているので遠慮無く胸を触る。 以前に比べると少し肉付きがよくなり肌のハリもよくなっていた。 「うんうん。乳首もいい感じに弾力があるね。根元からゴシゴシされるの好き?」 「んんっ」 「そっかぁ。大好きかぁ」 乳首も擦ってやると、ムクムクと反応してくるので嬉しい。 優しく根元から擦ってから、少し指先に力を入れて擦る。 ピンっとたちあがった乳首の根元を摘まんでグリグリと捻ってやれば微かな声をあげて首が反るので面白い。 少し下半身も浮かせて触って欲しそうにしているので、お望み通りパジャマを脱がせてやった。 「ふふふ。可愛いね。触って欲しくて腰ヘコしちゃってるよ?下品だなぁ」 「あむっ、んっ!」 パジャマを脱がせると半勃起したペニスがぴくぴくと波打っていた。 寝ていても気持ちいい事は分かるのか腰が前後にヘコヘコと間抜けに動いている。 俺はカイの薄い腹を撫でながら後ろからディープキスをしてやった。 わざとぐちゅぐちゅと音を立てて舌を絡めてやると、息が続かなくなってきたのか腕を前に押し出して謎の動きをし始める。 それも可愛くてその腕を捕まえて更に深くキスをしてからふぅーとカイへの息を吹きこんだ。 「げほっ!げほっ!」 「あらら。むせたゃったね。ほらほらゆっくり息を吸ってね」 口を離したところでむせてしまったカイの頭を撫でながら耳元へ優しく声をかける。 俺の声に反応しているのか、数回咳き込んでからまた穏やかなすぅすぅという寝息に戻った。 そんなカイの後ろからするりと抜け出して俺は一旦部屋を出て自分の部屋に向かう。 自分の部屋の棚の中からコンドームと玩具を何個か取り出して足取りも軽く寝室に戻る。 「カイおまたせ~。今から玩具でたーくさん遊ぼうね」 足を掴んで膝の下に手を入れる。 膝を持ち上げて浮いた腰の下にクッションを入れて高さを出したら足を大きく開かせた。 まだ蕾の様なアナルにローションを垂らして指を這わせる。 そんな刺激にも開いた足がぴくぴくと震えているので、太股に唇を寄せて軽く吸って痕をつけてやった。 カイの透き通る様な肌につけた鬱血痕は最初は血が出ているのでは無いかと思うほど赤い。 「まだ見えない所にしかつけられないのが本当に残念。早く起きてる時に触りっこだけじゃなくて、セックスもしたいね。寝てる時はこーんなに色々な玩具も身体は堪能しちゃってるのに、無意識下だからね。でも、意識がある時に俺と触りっこするの恥ずかしがってるカイも可愛いよ」 足の付け根辺りにつけた鬱血痕を撫でながら、俺は自分の部屋から持ってきた玩具達を眺める。 実習が忙しくてもカイとの時間は作っているのだが、どうも俺が居ないのが寂しいからか甘えん坊なカイに俺も我慢が効かなくなってきてついついカイへ実習の練習と称して触りっこをはじめてしまった。 高校時代から触りっこはしていたが、カイの受験のタイミングで少し間が開いてしまったら羞恥心が芽生えてしまったらしい。 何も知らないカイに色々教えるというシュチエーションも楽しかったけれど、恥ずかしがっている癖に快楽に弱いところはやはり院長や母親の血を色濃く受け継いでいるのだろう。 そんな事を考えていたら物思いに耽ってしまいそうだったので、俺は早速玩具を1個取り上げて遠慮無くカイの孔に挿入する。 「細身だからすんなり入っちゃって可愛い声出なかったね。でも、今から沢山可愛い声出してもらうね」 玩具を挿入しても細身だったせいか、相変わらずすぅすぅと可愛いらしい寝息をたてているカイの足を持ち上げて膝にちゅっと音を立ててキスをしてやる。 今度は痕を残さない様に唇だけを当てた。 スイッチを入れると微かなモーター音が聞こえ始めた。 最初に選んだ玩具はローターに持ち手がついている物で、先端だけが膨らんでいて手元のスイッチ部分以外は細くなっている。 ローターでは無くバイブの一種かもしれないが、そんな事はどうでも良かった。 カイに電気的な刺激が送れて、カイが気持ち良くなれればそれでいいのだ。 「んんっ」 「ふふ。やっと気持ち良くなってきた?」 ローターには持ち手がついているので、前立腺に振動している所をピンポイントで押し立てると最初は無反応だったのが時間が経つにつれてカイの息が荒くなっていく。 いたずら心で腰が動き出すと前立腺からローターを外し、腰の動きが落ち着いた頃にまた前立腺を狙ってスイッチを入れる。 それが楽しくて何度も繰り返していると、カイの可愛らしいペニスがパンパンに腫れてしまった。 しかも先端からはカウパーがポタポタとお腹の上に滴ってしまっている。 「カイは、もうお尻だけで気持ち良くなっちゃうんだもんねぇ?」 「ああぁぁぁっ!」 「相変わらず気持ちいいとうるさくなるね。俺この声聞くとカイが気持ち良くなってるんだって安心するんだ」 ローターの振動を最大にして前立腺に押し立てるとカイから大きな声が出る。 気持ちがいいと声が大きくなってしまうカイに最初は自分の声で目を覚まさない物かと不安になったが、睡眠薬の効果もあって目を覚ます事もなく今ではこのうるささに安心さえ覚える程だ。 絶頂が近いのかぐぐっと腰が持ち上がってきたのでまたローターを止めた。 はぁはぁとカイの息が荒くなってきたので、俺はカイの頭を撫でる。 ふぅふぅと息をあげるカイに俺は身体を乗り出してキスしてやった。 ぐちゅぐちゅと音を立てて舌を絡めるとカイもきちんと舌を絡めてくる。 「んっぷ」 「キスは起きてる時より積極的なんだよなぁ。起きてる時も恥ずかしがらずに舌絡めて来てよね」 口を離してから俺はついつい1人ごちる。 やはり寝ている時と起きている時の反応に差があるからだ。 またローターの電源を入れて前立腺を狙う。 今度は無言で腰が浮いて来たのでそろそろ刺激が弱くなったかなと思ってすぐにローターを抜いた。 未だ寸止め状態のカイは刺激が止んだことで、遂に手がペニスをゆるゆると握ったが俺はそれを止めなかった。 「夢の中でも気持ちいい?でも、そんな拙い動きじゃ気持ち良くないでしょ?それに前じゃなくて後ろの方が感じるんじゃない?」 カイはペニスをしごくのでなく、ゆるゆると握ったり離したりしている。 どんどんもどかしくなってきたのか小さな声でうーうーと唸りだす。 そんなカイを微笑ましく見ながら別の玩具を取り出した。 ピンポン球が連なったまるで団子の様な見た目の玩具をカイの腹の中に沈め、ペニスを必死に握っている手を尻から飛び出している玩具の端に誘導してやる。 カイの手を握りこんで玩具を動かす手伝いをしてやると俺が手を離しても必死に自分で手を動かして気持ちのいい所を探している。 「こんな雑魚なちんちんなんてカイは要らないよね?格好いいちんちんにする為に、コックリングしてみようか」 完全に寝ている筈なのに、カイは快楽には抗えないのかぶちゅっぶちゅっと空気を含んだ水音をさせながら玩具を激しく抜き差ししていた。 カイのゆるくたちあがったペニスにシリコンでできたコックリングを取り付ける。 睾丸と陰茎を同時に締め付けたからかカイのペニスはぐぐぐっと頭をもたげてきた。 間近で玩具の抜き差しを見ながらペニスに顔を近付けて先端を口に含むとカイの肩が大きく跳ねる。 そのままゆっくり口の中に含むと足が震え玩具を抜き差ししていた手が止まった。 「玩具抜いたらぱくぱく物欲しそうに収縮させて、そろそろ入れてあげるね」 玩具から手を外させてゆっくりと玩具が抜けるのを間近で観察する。 物欲しげにぱくぱく収縮を繰り返す孔に息を吹き掛けると大きな声を出して仰け反った。 指で弄ってもう少し遊んでやりたい衝動を押さえつつ俺はまたカイの足を持ち上げつつ今度は物欲しそうにしている孔へ自身のペニスを埋め込んだ。 待ってましたとばかりに締め付けてくるカイが愛おしくてカイを抱き起こして体勢を整えて俺の上に乗せる。 腋の下に手を差し込み支えるついでに親指で乳首を弾くとぎゅっと締め付けてきた。 キスをしてもきゅっきゅっと俺のペニスを締め付けてくるので腰を大きくグラインドさせると腹の中が痙攣し始める。 「ふふふ。お腹の中震えてる」 「おっおおおおお」 「まだ中出しできないけど、また食事に混ぜて俺の味覚えさせてあげるからね」 俺のペニスでも前立腺を狙い、腹の中の痙攣の感覚が短くなってきて遂にカイが絶頂を迎えた。 男の性を搾り取ろうと本能的に孔が波打つ。 中に出せないのが残念だがいつもの様に食事に混ぜるのが決まっているので名残惜しくもあるが中出しはもう少しの我慢だ。 今日もコンドームに精液を吐き出した後は汚れたペニスを寝ているカイの口で綺麗した。 「今日もありがとうね。胸にキスマーク着けておどろかせちゃおうかな」 汚れを拭いてパジャマを着せ直した。 コンドームはすぐに冷凍庫に入れて寝室に戻るとカイが丸まって寝ている。 捲れたパジャマから可愛らしい乳首が覗いていたので、俺はイタズラを思い付いた。 乳首を軽く噛んでからちゅっと音を立てて吸う。 その後乳首の横にキスマークをつけた。 起きたカイにキスマークが見つかり怒ったカイに新しいケチャップを買うように命令されるのはまた別のお話。

ともだちにシェアしよう!