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番外編 航くんの開発日記3
発展場デビューをした航くんはあの日から劇的に変わった。
ということは特になく、お互い何事もなく研修に勤しんでいる。
しかし、私の弟分でもあるカイくんから最近航くんの元気が無いと連絡が来たので航くんを呼び出してみる事にした。
「この前の発展場気に入ってくれたみたいですね」
「人を呼び出して第一声に話す事がそれかよ」
「カイくんから最近航くんが元気が無いと連絡がありまして、航くんの事ですから純粋に疲れているとかではなく欲求不満なのかと」
「俺を何だと思ってるんだ…」
航くんを呼び出したのは少し郊外にある某外資系のコーヒーチェーン店だった。
コーヒーを飲んで店内で待っていると、スッキリとした御曹司コーデで航くんがやってきた。
スマートに注文をしているのを店員も店内の女性達もチラチラと見ている。
トレーにカップを乗せてキョロキョロし始めたので、軽く片手を上げて合図するとこちらにやってきて向かいに腰をおろした。
私がにこりと笑うと航くんはあからさまに嫌そうな顔をする。
そもそも誉と一緒に住んでいてあまり会わないはずのカイくんにすら元気が無いと言われる位なので何かあったのかと一瞬思ったが体力オバケの航くんに限って病気以外何か不調があるとは考えにくかった。
それで思い至ったのが発展場に行って癖になったのでは無いかということだ。
「でも、気に入ってくれたんでしょ?日課の為のオカズにでもなってません?」
「そんな訳ないだろ」
「あれ?そうなんですか?」
「お前のせいでお気に入りのテニス選手のスマッシュ打つ前の写真では抜けなくなったんだぞ」
「え?は?」
私がわざとニヤニヤ笑いなから日課の話をしてやると、航くんは恥ずかしがる素振りもなく真顔で言い放ったので私が話を理解できずに真顔になってしまった。
恥ずかしがらないのもさることながら、返答が予想外過ぎた。
航くんには日課としてアナルの開発の為にアナニーをするという課題を出していたが、オカズに関しては特に指定はしていなかった。
オカズのセレクトが独特すぎて私の方が戸惑ってしまう。
「私が言うことではないかもしれないですが…オカズのチョイスが独特すぎませんか?」
「あの躍動する直前の筋肉と、汗と真剣な表情が良かったんだよ」
「あ…そう…なん」
「それがお前のせいで中々イケなくて、結局イケないまま疲れて寝ちゃうんだ」
良かった。
話が軌道修正されてきたぞとフゥーと大きく息を吐き出す。
危うく天を仰ぎそうになってしまったではないか。
「つまり、本当に欲求不満という事ですか」
予想外の発言に柄にもなく動揺してしまったが、着地点が見つかって良かったと心底思う。
少しは心配をしていたのだが、私の杞憂に終わったようだ。
私の言葉に、航くんは今度は不満そうにこくりと頷いた。
「なら、折角なんでまた発展場に行きますか?」
「何が折角なんだよ」
「そんなに欲求不満の航くんの相手はできそうにありませんよ。まず航くんが散々気持ちよくなってから相手してさしあげますから」
「そんなの頼んでない」
「でも、ずっと欲求不満なんですよね?期待してニットの上からでも乳首勃起してる分かりますよ?」
気を取り直して姿勢を正すと声を潜めて提案をしてやる。
店内はガヤガヤとしているので必然的にお互いの顔が近づく。
ざっくりとしたニットを着ていた航くんが少しこちらに身体を傾けた事でニットの上からぷっくりとした乳首が見えそうになっているし、何より見えなくてもニットを押し上げるように私の言葉に身体が期待して乳首が勃起してしまっているのが良く分かる。
流石にそれは恥ずかしいのか、航くんはバッと胸を隠す様に腕を組んだ。
「まだ少し時間が早いので、掲示板の方に書き込みでもしておきましょう」
「掲示板?」
「専用の掲示板に書いておくと沢山お仲間が来てくれるんですよ。楽しみでしょ?」
「ちょっ!」
航くんの携帯を取り上げて検索エンジンに大手の掲示板の名前を入れる。
検索結果をクリックして掲示板に場所と時間の後にスペックと体型、タチ希望なのかネコ希望なのかを書き込む。
最後に私が見ている事と、沢山しゃぶらせてくだいと書いて送信ボタンを押す。
画面が更新され今書いた事が反映される。
私はその画面を開いたままで航くんに携帯電話を返した。
それを見た航くんは首を傾げている。
「では、準備しに行きましょう」
「準備って」
「今日は何も入れずに行きましょう。この後優しい人達に沢山して貰えますからね」
私が立ち上がると、航くんも急いで立ち上がった。
すっかり冷めてしまったコーヒーを航くんは煽ると返却場所に一緒にトレーを返して店を後にする。
航くんの車に乗って某ディスカウントストアに行って今日着る衣装を物色しに来たのだが琴線に触れる物が無かった。
航くんにはお楽しみと言う事で車で待っていてもらっていた。
「時間になりましたね」
「本当に…これで行くのか?」
「この前の逆バニーよりシンプルでいいでしょ?」
車に備え付けの時計を見て指定した時間に近付いて来たので車から降りる。
一緒に降りてきた航くんは現在何も身に付けていない生まれたままの姿で顔を隠すための黒いマスクをしている。
前回の目元を隠すための物ではなく口許を隠す目的でシームレスのマスクをさせている。
何か下手に着るより何も着ていない方がいいかと思って服を脱ぐように指示した。
靴下まで脱がせたので流石に裸足で歩かせるのは忍びなくディスカウントストアで買ったスリッパタイプのサンダルを手渡す。
指定場所の公衆トイレは人気のない山の中にある公園の中にあるので駐車場から少し距離がある。
折角なので駐車場から気分をあげていこうと航くんには服を脱いでもらった。
流石に恥ずかしいのか前を手で隠している。
「さ、行きましょうか。裸でお散歩なんて中々できませんよ」
私が先に歩いて行くと航くんは重い足取りでついてくる。
首輪とかリードとか買えば良かったかなと思いつつ歩いているとほの暗いが明かりが見えてきた。
既に何人かお仲間が居るのかトイレの周りに数人、人影が見える。
私が片手を上げて合図をすると1ヵ所に集まり出した。
「どうも。彼何でもしますので今日はよろしくお願いします。あと、私は見物だけさせてもらいますので気にせずに」
「ちょっ!」
後ろを歩いていた航くんは周りにばかり気を取られていたらしく、前方の人だかりには気が付いていなかった様で私が前に押し出すと焦りだした。
そりゃ自分を目的に人が集まるなど考えても居なかったのだろう。
私はぐいぐいと航くんをトイレの中に押して行くと、中程に立たせから入り口付近の壁に背中をつけた。
「オニーサンも災難だね。彼氏ひどい人で」
「彼氏が抱かれてるところを見たいなんてひどいよねー」
「でもオニーサンも駐車場からまっぱでここまで来たんでしょ?期待して乳首もチンポの勃起してるから彼氏の事悪く言えないよねぇ」
「あ、あの…」
私が航くんから離れると、男達に取り囲まれて無遠慮に身体を触られている。
肩や脇腹、直接的にお尻の表面や乳首を触られているのに航くんは戸惑うばかりで何もできない。
ぐいっと肩を上から押され床に膝をつかさせられた航くんの目の前に見知らぬ男のペニスが差し出される。
それに驚きつつ航くんの目はそのペニスに釘付けになった。
「彼氏さんこのマスク外しちゃだめなの?」
「良かったらそのままどうぞ」
「うわぁ。ノンケ向けのAVみたいだな」
航くんの目の前でペニスにコンドームを装着した男はマスクを少しずらして唇にペニスを押し付ける。
別の男に腕を持ち上げられて目の前の男のペニスを握らされていた。
目線をこちらにやって指示を待つ航くんはまるで発情した犬の様にゆらゆらと腰が揺れている。
私が頷けば、おずおずとペニスを舐めはじめた。
最初は先端から、ゴム越しに括れをペロペロ舐めてペニスを口に頬張る。
航くんが頭を動かす度に口からぐぽぐぽと音があがり、マスクが唾液で濡れてきていた。
「オニーサンチンポしゃぶりに夢中なところ悪いけど、腰上げてくんない?」
「お尻にも沢山しゃぶらせてあげるからさ」
「あ、あそこに座るのとかどう?」
航くんを取り囲んでいた男の1人に肩を叩かれ腰をあげようとしていたところに、別の男が小便器を指差す。
ここの公衆トイレは設備が古いのか、小便器は小ぶりで地面から浮いているタイプになっていた。
航くんが了承する前に男達はそれはいいなどと言いながら腋に手を入れて持ち上げる様にして航くんを便器に置くとお尻を前に突き出すように座らせた。
正に肉便器と言った格好に周りからはパシャパシャとシャッター音が響く。
シャッター音に顔を隠そうとするが、バランスを崩しそうなのか航くんがバタバタしているのが可愛らしい。
「ほらオニーサンおしゃぶりの途中でしょ?」
先程ペニスをしゃぶらされていた男に顔を押さえられ横を向かされたところでまたペニスを今度は口に押し込まれていた。
イラマチオさせられているが、他の男達は気にせず航くんのアナルを弄りはじめる。
軽くローションを垂らし、ほぐれているかだけを確認するとすぐにペニスを挿入した。
パンッパンッと肌のぶつかる音が響き、ぐちゃぐちゃぐぽぐぽと卑猥な音が空間に充満している。
イラマチオしていた男がペニスを口から引き抜くと航くんは噎せて咳き込んでいるが、お構いなしにコンドームを航くんに投げつけて顔に精液をぶっかけた。
お腹の凹みにコンドームが落ちて顔は精液で汚れている。
「オニーサンこっちもだよぉ」
「今度は俺のもおしゃぶりしてぇ?」
「はっ…はっ…」
小便器がちょうどいい高さなのか次々に別の男によって使われていく航くんは夢中でペニスにしゃぶりつき絶頂を繰り返している。
途中参加の人も来るので、その度に私は目で相手に会釈した。
私が携帯を構えているので、相手は声をかけないようにしてくれたのだろう。
「航くん今日も気持ち良かったですか?」
「ふぁ…ひゅっ!」
男達が帰っていったので精液でドロドロになったマスクを鼻の辺りまで引き上げてやると、大きく息を吸っている。
精液の臭いに酔っている航くんに声をかけるが、まともな返事は当然返ってこない。
男達に正に肉便器として扱われた孔はまだペニスが欲しいと言わんばかりにパクパクと収縮を繰り返している。
中出しされてはいないが顔から胸、腹の凹みにも精液が溜まっているのを航くんは恍惚の目で見下ろす。
「ふふふ。今日の映像は後で携帯に送っておきますね。暫くは変なオカズじゃ無くて今日の映像見ながらオナニーできますね」
「へんじゃ…ない」
「まだ喋る元気があるんですか。本当に体力オバケですね」
「うぐっ!」
「乳首つねりながらお尻弄ってあげますから深くイッててくださいね」
まだ喋る元気があったのか、あの独特なオカズについて反論してきたので私は航くんの乳首を思いっきりつねりながら、孔に指を入れてぐちゅぐちゅと指を動かすと快楽の余韻が抜けていないせいですぐに絶頂してしまう。
しかしそれでは終わらずしつこく前立腺を弄ってやると大きく足を震わせて重めの絶頂を迎えたのか航くんが動かなくなってしまった。
これは定期的に発展場に連れて来なくてはいけないかもしれないなぁと私は大きくため息をつくのだった。
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