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番外編 航くんの開発日記5

「んぶっ…ゆるひて…ゆるひてくらさ…イグッ」 「若様何言ってるんですか。満から聞いてますよ。最近悪い“遊び”にハマってるらしいじゃないですか」 「あっ、あっ…ちがっ」 「何が違うんです?発展場なんて何処の骨とも分からない連中に好きに身体を使わせて肉便器してるからこんなにガバガバになるんですよ」 「おっ、お゛~。イクイクッ」 「若様答えてください」 謎の機械音に驚いて動きを止めていると、口々に言葉で責められながら更に身体は追い込まれていく。 アイマスクのせいで見えはしないが左右からフェイクピアスを引っ張られ、腹の中のバイブは相変わらず激しい水音と空気音を立てながら抜差しされている。 唐突にバイブが引き抜かれたが、何人もの指がぶちゅぶちゅぶちゅと胎内をかき混ぜ、その刺激に押し出される様によろよろと進む。 「若様今日はご学友も来ていらっしゃいますよね?若様のこの姿は知ってるんですか?」 「ひぐ、やめ…ゆるひて」 「弟君も兄のこんな淫乱な姿を見たら幻滅するでしょうなぁ。女の水着を着て、水着に乳首が見えるように穴を開けて乳首丸出しでケツアナを好き勝手にほじくりまわされて喜んでるなんて」 「しかもプールやシャワールームだけじゃ飽き足らず部屋から出て館内を散歩してるので、ご学友に見られたらどうしましょうね?」 「あっ、あっ!イった…イってますぅ」 「想像だけで逝ってしまわれたんですか?しかも乳首にこんないやらしいアクセサリーまでつけて、こんなスケベな身体で舞子とはちゃんとやっていけるんですかな?」 乳首を左右からぎゅっと摘ままれながら、様々な男からディープキスされたり孔に指を差し込まれ弄ばれる。 婚約者である舞子の名前が出たところで動揺して又しても動きが止まった。 それを狙ったかの様にペニスを掴まれゴシゴシと刺激されている。 「あっ、あひっ…ゴシゴシっやめっ」 「また水着越しに潮吹きなんてして若様だらしないですぞ」 「これでは舞子を抱く前に若様が女になってしまいますな」 「これは女ではなくメスの方が相応しいですよ」 「しかも発情期のメスよりも質が悪い。満もよくここまで淫乱に躾たものだ」 「お褒めにあずかり光栄です」 男達から笑い声が上がり、ずっと姿を消していた満の声も聞こえた。 声の方へ顔を向けるが、すぐに誰かがキスをしてきて舌を絡めてくる。 また胎内の指が動き出しそれに押される様に少しずつ歩かさせられる。 「あっ、あぅ」 「若様よくお似合いですよ」 「さぁしゃきっとしてください?」 「このドアの先はパーティー会場ですよ?」 男達に連れてこられていたのはパーティー会場横の控え室だった。 散々玩具にされた身体に無理矢理用意されたスーツを着せられる。 ふぅふぅとあがっている息を整えつつ、セクハラ親父に腰を抱かれたまま会場に出るとあいさつ回りが待っていた。 セクハラ親父は当然の様に俺の保護者面をしてきたが、お祖父様からの資金援助によってこのホテルを手に入れたと瀬戸が用意した資料で知っている。 このセクハラ親父も如月の家には頭があがらないのに、パーティーで気が大きくなっているのだろう。 そんなセクハラ親父に時たま尻を揉まれたり、尻の割れ目に指をスラックスの上から入れられたりしたが何とか涼しい顔を作ってパーティーを終えた。 「若様どうぞ館内を楽しんできてくださいね。満もあとは頼んだぞ」 「もう出ませんからな」 「確かに。若い者には負けないつもりでは居ましたが、若様が名器でしたからね」 「おじさま達。もう少し声を抑えてくださいね」 男達から下卑た笑いがあがるのを俺の側にやって来た満が賑やかに制している。 酒が回っているのか一様に赤ら顔の男達はガハハと声が大きくなっていく。 流石に酔っぱらいに絡まれたくないのか皆こちらを遠巻きにしているし、パーティーが終わってちらほらと退場していく者も居る。 「どこの立場から物を言ってるんでしょうね」 満と会場を出ると満が大きなため息をつく。 如月の家は元々は単なる地主だったと聞いている。 曽祖父がやり手だったお陰で色々なところに親族問わず投資し、現在の地位を獲得したと瀬戸が教えてくれた。 瀬戸は代々如月家に遣えていて、瀬戸の父も祖父も我が家で当主の世話係をしてくれている。 例外的に今は手のかかるカイの世話をしてくれているが優秀な執事の家系なのだそうだ。 「まぁ、あの家は事業も上手く行っているみたいですし、今回は如月から仕方なく出資を少し受けたみたいですが気持ちは分からなくもないですね」 「それはどういう意味だ?」 「さぁ?」 満が言った意味が分からなくて聞いてみたがはぐらかされてしまう。 こうなった満は何も教えてはくれないと最近学んだ。 多分だが、曾祖父は親族に事業を始めたい者が居れば惜しみ無く出資をしていたらしい。 おじい様も曾祖父と同じ様に親族には積極的に資金提供をしているが、その事を言っているのだろうか。 先程の事が気になって下を向いて歩いているうちに満の歩みが止まる。 「ここは?」 「パンフレットには娯楽となっていますね。古い施設を改修しているので、以前の施設をそのまま移行しているところもありますね。ここは読書スペースで漫画が置いてあるみたいです。他にもカラオケや麻雀。少し離れた場所には卓球台もあるみたいですね」 満にぶつかりそうになったので、顔をあげると本が沢山置いてある空間が見える。 流石にパーティーの後なので人は居なかったが、リゾートホテルにこのスペースは要るのかと純粋に疑問に思った。 満はどこから持ってきたのか三つ折のパンフレットを開いて見ており俺にも傾けてみせてくる。 「バブル期の名残なのか妙に施設が盛り沢山ですね。プールは行きましたが、テニスコートもあるみたいですよ。チャペルもあるんですって。チャペル内でウエディングドレスでするのなんてどうです?」 「何言ってるんだよ…」 館内の地図を指差しながら笑う満に俺は呆れてしまった。 それにしても施設の数は多いなとは感じた。 本館の横に併設するように別の建物の上にはチャペルとの文字があり、本館の部分にはリラクゼーションとの文字が並んでいる。 エステやマッサージの施設を固めて配置しているようだ。 チャペルの反対側にはカイ達と行ったプールが配置されていて、リゾートホテルと言うよりはテーマパークに近いのではないだろうか。 地図上てはプールのスライダーの横にはテニスコートとあり、温泉もあるのにリラックスどころではないだろうと思ってしまう程度には施設が混沌としていた。 あのセクハラ親父が仕切りに自慢の施設にしたと言うだけはあるなと思う。 「では、親戚の方々にまた“遊んで”貰いにいきましょうか。おじさま達もそう仰ってましたし」 「いや…そんな事は言っていなかった…筈だ」 「若様まだ体力有り余ってますよね?テニスコートに反応してたじゃないですか」 「いや、1ゲームしようかとか考えてないぞ。ラケットも置いてきてるし」 「いやいや。まず、散々おじさま達に弄ばれた体でテニスしようなんて普通の体力の人間は考えないんですって!本当に化物なんですか?」 「なんだよ失礼な」 満の言葉に少し腹立たしく思うが、確かにテニスコートは見たいと思っていた。 そこで少し体を動かせたらいいなとぼんやり考えていたのが満には信じられない様だった。 別に今日とは言っていないのに、心外にも程がある。 満となんやかんやと話しながら歩いていると、今度は麻雀ルームと書いてある部屋の前に来ていた。 扉はすりガラスになっていて、既に何人か人が居るのが見える。 満は躊躇なく扉を開けると中にすたすたと入っていくのに俺は続いて中に入る。 「若様このような場所にどうして?」 「館内を案内するように言われまして」 「なる程。では、若様1戦いかがですか」 「えっと…」 「いいじゃないですか。航くんもやってみれば」 中に入ると麻雀卓と呼ばれるテーブルの様な物が何個か置いてあった。 俺を見て1人が不思議そうに声をかけてきたが、満が経緯を説明すると席をすすめられてしまう。 麻雀なんてやったことがないので困っていると、満に肩を押されて席に着く。 「ははは。若様残すは下着のみですね」 「それにしても刺激的な下着を身につけておられる」 「いやいや個人の趣味ですからね。我々は何も言えませんが」 あっと言う間に下着姿にさせられたが、所謂脱衣麻雀というものに参加させられていたらしい。 パーティーの前まで着せられていた水着から、男達によってレースの下着に着替えさせられていてスーツを全て奪われた俺は現在そのレースの下着姿を見られている。 口では個人の趣味だと言っているが、明らかに笑われているのを満はフォローせずに同じく笑っていた。 最後のゲームでも当然負けて下着を奪われるという段になり1人が思い立った様に服を持ってくる。 「若様これを着てはいかがです?」 「え…」 「他にも館内を回るのでしょ?聞いてますよ」 「パンツは脱がないとスリットから見えますかね?」 皆思案し始めたが、差し出された服は明らかに女物だった。 色は紺と落ち着いているが、ミニ丈のドレスでスカートには破れたのかと思う程の深いスリットが入っている。 促されて頭から被る様に着ると、満が後ろに回って背中のファスナーをあげた。 裾を引っ張ると膝丈程のスカートに股関節までの大きなスリットが入っている。 「若様キャバドレス似合いますね」 「キャバドレス?」 「スリットもここまでならパンツは要りませんよね」 「ちょっ!」 男達が俺の回りを囲み、1人がスリットに手を入れてきた。 焦る俺をよそにレースのパンツに手をかけられ、パンツをずるりと引き下げられ奪われる。 俺から奪ったパンツの匂いを嗅がれるのを見た瞬間ゾワッと悪寒が走った。 手を左右から抑えられ、スカートが捲られる。 「ほら女性にはこんなことしたら犯罪者ですよね」 「親族から性犯罪者を出したらよくないでしょ?」 「だから親族の性欲処理も次期当主の勤めですよ」 男達の股間に手を持っていかれ、膨らんだスラックスの上に押し付けられる。 スラックスの上からでも熱さが伝わってきてドキドキと胸が高鳴りはじめてしまう。 俺から奪ったパンツを嗅ぎながらベルトをカチャカチャいわせ始めた男に他の男達が賛同しはじめる。 スカートをひきあげられ尻を掴まれた。 麻雀卓の縁に手を押し付けられ尻の肉を左右に割り開かれる。 「若様濡れてるんですか?」 「だらしなく縦に割れちゃってますね」 「あっ!」 「指もすんなりですか」 男達に孔を観察されていると、遂に指が侵入してきた。 体を震わせると男達から笑い声があがった。 これから長い長い夜が始まろうとしている。

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