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番外編 航くんの開発日記12

「それでは本日の議題は以上だ」 「そんな!」 私は親戚が一堂に会する会議に出席していた。 珍しく父が隣に座っている。 2日前に緊急で開かれた会議の結果、航くんの相手をしていた親子達は御家取り潰し及び事業を他の親戚へ明け渡すことになった。 本日はそれの最終確認と報告会である。 参加させていた清掃員も何かしらの処分があったのだろうが、あの日連れて行かれてから私は関与していないのでどうなったかは分からない。 如月家がここまで親戚に口出しすることが出来るのは、一重に当主が親戚達に資金を出資しているのがでかい。 少し前にリゾートホテルを買収したおじ様の家は出資を断っていたらしいが、無理にでも当主は出資をしていた。 しかし、そんな力のある家ばかりではなく喜んで如月から資金を借りて事業を回している家も多い。 こんな時の為に当主は親戚に出資をしているのだろう。 当主の周りにはピリピリとした空気が漂っており、まだ親戚達が何やら資料を忙しなく見て話していた。 「解散して構わん」 「それではお疲れ様でした」 当主が会の終了を告げると司会役の人物が頭を下げたのを皮切りに用のない者達は部屋から退出していく。 当主の周りには人集りができており、私もそれを横目に退出する。 会には航くんも出席していて当主の横の席で終始緊張した面持ちだったが、原因が自分だとは全く思ってはいない様子だった。 「くだらない事でよびつけられてしまった」 「少し声を落とした方がよいのでは?」 「ふん。あのお飾りの次期当主候補筆頭が来ていないんだから大した会でもない」 「そうですね。私達にはあまり関係の無い話ではありましたね」 退出していく航くんを目で追っていると、父が小さな声で文句を言い始めた。 声を落とすように形だけ声をかけてみるが、他の親戚達も似たような事を話しているのが聞こえる。 次期当主候補の筆頭である航くんの父親は今日はオペ日らしく欠席していた。 選民意識の強い親戚からは次期当主候補の1人が来ていない事への不満や庶民なぞ後回しにすればいいなどとの声も聞こえたが、医者を志す私からすればオペ日は仕方のない事だと思える。 父も医者をしているのでそれについては何も言わないが、別に相手の事を認めているわけではない。 寧ろ記念病院の院長である航くんの父親の事は頼りない傀儡としか思っていないし、父だけでなく他の親戚達も未だに当主の影響が大きいので代替わりは当分先の事だと思っている様子だ。 「私は先に帰るが、若様の事はこれからも上手く操っておくんだぞ」 「はいはい」 父は携帯電話を見ながら足早に帰って行った。 上手く操れと言ったって航くんは私に上手く操られてくれないし、次期当主として幼少期から扱われているお陰で自尊心も高い。 そんな航くんを堕落させようと躍起になっているのに、とうの本人は命令されている事を遂に免罪符にしはじめるものだからこの先どうしたらいいのか頭が痛い。 とりあえず航くんの様子を見に行こうと、航くんが消えていった方向に向かう。 どうせおじ様達に身体を弄ばれている頃なんだろうなと思いつつ部屋を探す。 会合の前に“使用許可”の打診があったので航くんにはその旨伝えてある。 「ここかな?」 壁伝いに歩いていると、控え室の様な部屋があったので多分ここだろうとノックもせずに入室をする。 案の定男達の人集りができており、そこの中心から航くんの声が聞こえていた。 「んっ、くっ」 「若様もう少しです」 「イボイボディルド気持ち良くてもイッちゃ駄目ですよ」 「整ったお顔が見られないのは残念ですが、息がしやすい様に口の部分は開いているのでフェイスマスク被ってください」 何やらおじ様達はこれから面白い事を計画しているらしい。 人集りの隙間から見えた航くんは頭部を全て覆うフェイスマスクを顔の半分ほど被せられた。 スラックスを少しずり下げた状態でディルドが挿入されたので、ディルドが胎内に埋ると服を全て剥ぎ取られる。 「若様随分とスケベな乳首になってきたんじゃないですか?」 「んっ」 「乳首つねられるのお好きと聞いてますよ?」 「ちが…おれは…」 「見えないから余計に興奮してきちゃいましたね」 「ちんぽ勃起してますよ」 全裸にさせられた航くんは身体をまさぐられ、フェイスマスクのせいで周りが見えないのと興奮のせいで感度が上がっているのか乳首を引っ張られて身体が反応してしまっている。 ペニスを握られ手を輪にしてゆっくりと上下に擦られる刺激に腰がくねる。 顎を掴まれディープキスをされている間にディルドが抜けない様にティーバックを履かさせられていた。 「さぁ音も遮断しますね」 「これから喘いでもいいですが、喋ったら駄目ですよ」 「五感のうちの大部分を占める視覚と聴覚が遮断されるともっと気持ちよくなりますよ」 「縛ったりしませんからご安心ください」 「さ、フェイスマスクも全部おろします」 「なっ、やっ!」 耳栓が両耳にとりつけられ、その上から蒸れない様になのかガーゼが充てられる。 ガーゼがずれないようにテープで留めるとフェイスマスクが頭部全体を覆う。 抵抗できない様に両手を左右から押さえられ、引きずられる様に近くの長机の横に立たされた航くんの身体を数人が持ち上げて机の上に座らせる。 「んおっ!」 「ディルドが深く刺さったみたいですね」 「本当に聞こえてないのか?」 「大丈夫そうです。じゃあ、横にするぞ」 「せーの」 「足持ちますか?」 「左右から持った方がいいだろう」 机の天板に座った事でディルドが深く刺さり航くんの身体が大きく揺れる。 一人が航くんの目の前で手をヒラヒラとさせ、目が見えていない事と音も聞こえていないことを確認していた。 それが確認されてからは、本当に何かの準備をする様な会話が飛びっている。 準備が整ったのか航くんは仰向けで膝を曲げて大きく脚を開いた格好にさせられていた。 左右から男達が膝の下に手を入れて足を固定をしている。 今の状況に興奮している航くんはハッハッと犬の様に息があがり、男を誘うように舌がだらりと垂れていた。 「あぁ!ご当主様お疲れ様です」 「わざわざこんな部屋に呼びつけて何をするつもりだ?」 私の横にあった扉が開いたので、咄嗟に後ろにあった衝立の裏に入った。 私が衝立の裏に隠れたと同時に、如月の当主が入ってきて扉を秘書が閉じて部屋の中へ入ってくる。 その姿を見て鉢合わせしなくて良かったと安堵のため息が出そうになったが、ぐっと我慢して衝立の後ろから顔を出す。 当主は後ろ姿しか見えないが何故呼ばれたのか聞いていないのか秘書の方をちらりと見て、少し苛立っているのか足を小刻みに揺らしている。 「ご当主様!わざわざご足労いただいて…」 「ほぉ?」 「今回の不祥事は渡りに船でして、改めてありがとうございました」 代表であろう男が当主に感謝を述べながら話しているのを当主は満更でも無さそうに聞いていた。 当主の足の貧乏ゆすりが止むのを見計らって代表の男が話しを続ける。 「それで、ご当主様に感謝の気持ちを込めまして本日は男娼を呼んでおります」 「選りすぐりの淫乱との話です」 「何故男娼なんだ?娼婦でも良かっただろう」 男達がモーセの海割りの様に左右に分かれると、机の上で仰向けにされている航くんに視線が向いた。 航くんの後ろで上半身を支えている男が乳首を捏ね回すとぐぐっと首が後ろに反る。 首が後ろに反ると動きに連動して腰が浮く。 少し離れた場所からでも孔がきゅうきゅうとディルドを締め付けているのが分かる。 目の前で辱しめを受けて居るのが自分の孫である航くんとは思わない当主は当然何故男娼を呼んだのかと疑問が浮かんだ様だ。 「娼婦ですと、どうしてもご当主の子種はお強いでしょうから身籠る心配があります」 「それに、男娼の方が丈夫ですから少し乱暴にしても壊れたりしません」 「んおっ!おっ!」 男達の説明に内心舌を巻いた。 当主を持上げつつ、何故娼婦ではなく男娼を呼んだのかと流れるような嘘を吐いている。 これは絶対に当主が次期当主候補である航くんを抱く滑稽な現実を秘密裏に笑い者にする為の紛れもない憂さ晴らし行為だ。 そんな自己満足の様な行為を“お礼”と称して行うのだから血族とはいえ恐ろしさを感じる。 私が薄ら寒さを感じていると膝を押さえていた男の1人が緩く航くんのディルドを揺らす。 ぐちゅぐちゅと濡れた音が部屋に響く。 「最下層の人間は落ちるところまで落ちるとこんな無様な姿になるんだな」 「んおっおぉぉぉ!」 「ほう。こんな大きく下品な物を咥えこんでいたのか」 「ゔっ…」 「確かに選りすぐりの淫乱らしい。男を誘って陰部の様に肛門を収縮させて実にけしからん」 航くんに近付いた当主によって不意にディルドを引き抜かれた航くんが絶頂する。 引き抜かれたディルドは思いの外太く長く、当主が放り投げたディルドが航くんの脇腹に当たった。 絶頂の余韻に孔がぐぱぐぱと空気を含んだ音を立てて収縮しているのを当主が嘲笑う。 「仕方ない。折角用意された“お礼”だ。下層の者にも慈悲を与えてやらねばなるまい」 「流石ご当主様です」 「あっ、あっあ!」 「ははは。これはいい。緩いかと思いきや女と遜色無いほどの感覚だな。男に媚びる術を知っているらしい」 スラックスを寛げると当主はコンドームなどはせずにそのまま航くんに挿入する。 最初はゆっくりと動いていたのに、そのうちに肌同士がぶつかるパンッパンと乾いた音が部屋に響く。 衝立の裏から見える限り後方の男達は明らかに笑っていて、当主に近い程見事なまでの作り笑顔だった。 内心では口と違って当主の事を嘲笑っていることだろう。 「ではそろそろ出してやろうか」 「んおっ!お゛お゛お゛お゛お゛」 当主がぴったりと腰を押し付けると、また航くんが絶頂している。 ズルリと引き抜かれた当主のペニスは航くんの腸液と精液でコーティングされたようにテラテラと濡れ光っていた。 航くんは絶頂の余韻に身体を震わせていたのに、男達によって身体を起こされ体勢を反転させられる。 「折角ですから口で綺麗にさせましょう」 「んぐっ」 うつ伏せになった航くんの口に当主のペニスが突きつけられる。 唇にペニスが触れた瞬間、航くんがうっすらと口を開く。 亀頭に舌を這わせたかと思うと、口を大きく開けて当主の汚れたペニスを口に含んだ。 わざと音が鳴る様にじゅるじゅると音を立ててペニスを啜る姿からは普段の航くんの姿などとても想像できない。 「ははは。流石に上手いものだな」 「はっ、はっ、あぅ」 「よだれまで垂らしてそんなにこれが好きか」 当主のペニスが綺麗になったからか、ふにゃりと力を失ったからなのか口を離した航くんが少し顔をあげて口を開ける。 精液を飲み込んだ事をアピールする為に口の中を見せているのだろうが、そんな事をするように躾などした覚えは無いが天性の才能だろうか。 おじ様方もそんな事をする様に言っているのを見たことがないので、航くんが自主的にしたことだろう。 当主も当主で萎んだペニスで航くんの頬を叩いている。 フェイスマスク越しでも刺激が分かるので開けた口から舌を伸ばして上下に舌を動かし舐めたいとアピールしている。 これだけ下品な振る舞いをしていれば、当主も航くんだとは気が付かないだろう。 「ご当主様に慈悲を与えて貰えてよかったな」 「ひっ、あっうぅ」 「ご当主様そろそろお時間です」 「あぁ。おまえ達も程々にな」 「はい」 1人が航くんの頭を撫でる。 それが嬉しいのか手に頭を擦り付けようとしたが、そのまま頭を机に押さえつけられ孔に再びディルドが挿入された。 そんな光景などお構いなしに秘書が当主に声をかける。 秘書もこの男達の仲間だ。 絶妙なタイミングで当主が退出して暫くすると部屋のそこかしこからクスクスと笑が起こる。 航くんは男達によって嘲笑われていることも知らずにただただ快楽に溺れ喘いでいた。

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