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第34話
あっという間に、快楽の波は最高潮にまで達してしまう。
「あ…もう、出る!」
真那人は、口の中に全てを弾けさせた。
「ご、ごめん…」
周防の手や顔などが、真那人の放った欲望によって汚れた。
「ううん。いっぱい出たな。俺でイってくれて嬉しい」
そんなことを言いながら真那人の処理をした周防は、今度はソファーで脚を広げろと言ってきた。所謂、M字開脚というやつだ。
「え!?そんなことできるかよ」
顔を真っ赤にして真那人は抗議した。恥ずかしくて、そんなことできるわけがない。
「えー?やってくれないのか?見たいんだけどな、俺」
意味深にニヤリと笑う周防に、逆らうことができず言う通りに身に着けているものを取り去り、スラリと長い脚をソファーの上で広げた。
「うん、いいね。眺め最高」
周防はしげしげと見つめた後に露わになっている真那人の秘密の場所を指で触れてきた。
「周防さん…そこ、は」
とんでもなく、恥ずかしい。こんなところを暴かれるなんて、死んでしまいそうだ。
「ここも可愛いなんて、罪だね、真那人」
「バ、バカ言うなよ」
周防はますます羞恥心を煽ってくる。そして、どこからかジェルのようなものを持ってきて、真那人の秘密の場所に塗り付けた。
「あっ」
冷たくて、思わず声を漏らしてしまう。
「ちゃんと、ここを解さないとな?」
ソファーの前に立膝の状態になっている周防は、真那人の秘孔を指で愛撫して、一本中へと侵入させてきた。
痛みが襲い、真那人は必死に中に入ってきたものの違和感に耐えた。
「力抜いてな?でないと馴染まないぞ」
言う通りに真那人が体の力を緩めると、痛みも幾らか緩和され、指はどんどんと奥へと進んできた。
そうして、指を出し入れされていく中で気持ち良い場所が見つかり、そこを執拗に弄られる。
「あん…」
「気持ちいい?」
「き、気持ちよくなんか、ないっ」
真那人は快楽に抗おうとした。けれど、どうにも勝てそうにない。
「我慢しなくていいって。声出せよ、真那人」
指は二本に増やされ、クチュクチュという濡れた音だけが静かな深夜の部屋に聞こえていた。
しばらく真那人の中を弄っていた指は抜けていき、秘孔は指を恋しがるようにヒクヒクしている。
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