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第35話

周防は立ち上がり、自分の穿いていたズボンやパンツを脱いで辺りに放った。  目の前には、既に天を仰いでいる周防の立派なものが構って欲しそうにしている。 「食べて?」  周防が手招きする。 「え?」   真那人は一瞬躊躇してしまう。 「ほら、おいで」  周防が手で誘導し、強制的にソファーから降ろされて周防の前にしゃがまされた。 「俺も気持ちよくしてよ」  そう言って、周防は自身を真那人の口元にくっつけた。 「ん…」  真那人も最初は躊躇った。周防のものを咥えてしまっても良いのか、迷う。しかし、意を決してパクリと口に含んだ。 既に熱く硬くなっている屹立。自分で、こんなに感じていたのか。 でもそれは、特段意味などないのかもしれない。 そう考えながらも、真那人は観念して周防のものを懸命にしゃぶった。 「はぁ…」  周防が声を漏らした。自分の口淫で感じているのだろうか。それは素直に嬉しかった。周防がどういう意図で自分とこんな行為をしているのかなんて二の次で、真那人は周防を悦ばせることに徹した。 「上手いな、お前」 「そ、お?」  むしゃぶりつきながら答えた。もう、一心不乱だった。 「もしかして、こういうこと慣れてるのかな」  そう言われて、真那人は咄嗟に嘘を吐いてしまう。 「ち、ちが…」 「嘘吐かなくていいよ。知ってるから。お前が昔は遊んでたこと。今はどうか知らないけどな」 真那人の手が止まり、周防を見上げ凝視してしまう。 「何で、そんなこと……」  「さぁな。でもいいんだ。それより、俺を気持ちよくしてくれ」  周防は真那人の頭を撫でた。口での奉仕を再開すると、周防の先から蜜が漏れてきたのが分かった。そして、真那人の唾液と合わさりピチャピチャとイヤらしい音を立てる。

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