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26.湯けむりで目隠し 26

そして修平は俺を引き寄せると、俺の後ろに回り込んで背中を指でなぞり唇を近づける。 チュッと音を立ててうなじにキスをすれば、俺の身体はビクリと弾み、また湯がちゃぷんと音を立てた。 「んっ……」 後ろから抱きしめられながらうなじをねっとり舐められると、身体の奥が瞬時に熱を持ってしまうから反射的に逃れようとすれば肩をつかまれて、また引き寄せられ、修平は首筋に舌を這わせながら跡が残らない程度に軽く吸いついて少しだけ歯を立てた。 「ふっ、ん……ッ……」 そして両脇から手を入れると胸の突起に指を滑らせる。 「んぁッ……ま、待って……」 「声は抑えないと聞こえちゃうかもよ」 囁くように耳元で喋られながら今度は耳を甘噛みされて。 耳朶を舐めたかと思えば、今度は耳の穴に舌を這わせくちゅくちゅという粘着質な音をわざと聞こえさせるようにする。 そうしているうちに、両手で両胸の突起を同時に弄られてまた声が漏れそうになった。ぷっくりと膨れてすでに硬くなったそこを親指と中指でつまみ先端を人差し指の腹でゆっくり撫でられると身悶えしてしまう。 「あっ……ッく……ん……」 すると修平に体ごと振り向かされてキスされると、俺の体を抱き上げて露天風呂の縁に立たせた。 そして岩場に足をかけさせられたかと思うと、修平が俺の足の間に顔を埋めて、既に完勃ちしたモノを一気に咥え込む。 「あ、……っん…くッ……」 ぬるりと舌を這わされて思わず漏れそうになった声を寸前のところで手で塞ぐ。 修平はそんな俺の苦労もお構いなしに艶めかしく俺のを舐めあげ、咥え込み上下に頭を動かされると足はがくがくと痙攣して無意識に腰が揺れてしまう。 そして、俺の反応を見ながら目を細め、舐めて唾液で湿らせた指を後孔の奥へと突き立てた。 「んん…──ッ……修、平……待っ…ぁ…」 大浴場の声がまるですぐそばのように聞こえているわけだから俺の声だって聞こえてしまうかもしれない。 だから声を我慢しなきゃいけないのに、修平の長い指が埋まってくると、思わず声がでてしまう。 「しゅうへ……だめ…や、めて……ッん……」 すると、修平は俺のを咥え込みながら目線だけを俺に向けた。 その視線は妖艶でかつ男の目をしていて胸がどくんと跳ねたと同時に身体を芯から震わせた。

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