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26.湯けむりで目隠し 27

駄目だと思っているのに体は裏腹で、後孔は修平の指を飲み込んで離そうとしない。 「千秋、ここ柔らかいよ。昨日もしたからかな?」 悪戯っぽく微笑んで中をかき回されながら、高ぶっているそこにまた修平が舌を這わせる。 「や、だ……ッ……」 「本当にやめていいの?」 「あっ…んぐっ……ッ……待っ、て……」 「待たない。待ってなんかあげない」 「な、なに…んっ、言って…んだよ」 すると修平は勃ちあがり先から垂れ流す蜜を指に絡めると、さらに指を増やして俺の後孔の奥へと指を埋めながら艶めかしく腰に手をかけた。 その手がやらしく俺の腰に触れた瞬間、また俺の体がビクンッと大きくしなる。 「千秋、感じる?」 修平が下から俺のことを見上げて目なんか合うと余計に体から力が抜けて、足なんかはガクガクしはじめていた。 だって、修平の触り方がエロいんだ。それだけじゃない。視線も声も何もかも。 「んっ、ん……くぁ……しゅ、へ……」 「もう立ってられない?」 そう言い中をかき混ぜながら、力が抜けそうになっている俺の腰をまた撫でる。 「な、んで……そこ、ばっか……」 「千秋のここ触ると中が締まるからだよ。気持ちいいんだろ?」 増やされた指はばらばらに動き、さらにグチュグチュと中を擦られるともうわけわからなくなるくらい気持ちよくて射精感も沸き起こってくる。 「ふっ、ん……ッ……」 その強烈な快感に俺が口を押さえながら声が漏れないように必死になっていると、修平は立ち上がって俺のことを抱きしめるようにしながらまた後孔を刺激してきた。 「や、あっ……ま、まって……」 そしてまた俺の腰を撫でながら、耳元でつぶやくように言う。 「さっき、東海林に腰支えられてたよね?」 快感で朦朧とするなか、修平を見ればその目は真っ直ぐに俺を見ていた。 「えっ、なに……んっ」 「その時も感じたの?」 「はぁ!? 意味わかんね……ッ……んっ」 「千秋はここ感じるんだろ?」 それは修平が触ってるからじゃんか! そう言いたいのに俺が何かを言おうとすればまた中の指が俺の弱い部分を擦りあげた。 「ンン…───ッ、…ぁ……」 瞬間的に足の力が抜けてしまって岩場に座り込んでしまう。 すると修平はそんな俺の足を掴むと大きく広げさせて股の間に体を入れた。 そして後孔に指を埋めたまま、モノを喉の奥までくわえ込んで上下に大きく扱きはじめた。

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