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26.湯けむりで目隠し 31
「コンドーム?」
「うん。このままだと汚しちゃうでしょ?」
修平は、「本当は駄目なことなんだよ」って微笑んで言うと袋をあけ俺のに被せた。
「俺に?」
俺が首を傾げていると、目を細めて修平が微笑む。
「千秋の精液が一番どこに飛ぶか予想できないだろ?」
そう言われていつも飛ばしまくってることが急に恥ずかしくなって俯いてしまうと、また修平クスクスと笑った。
そして修平はもう1袋取り出すと手慣れた様子で袋を開け自身につけようとしたので、とっさにその手を止める。
「お、俺がつけてみたい!」
そう言ってコンドームを奪うとさっき修平がつけてくれたように修平のにつけてみる。
修平がしてくれたみたいにスルスルっと上手くはつけられなかったけど、ぎこちなくはあったが修平に手を添えられながらちゃんとつけることができた。
つけ終わると修平はまた目を細めて俺に軽いキスをして耳元で囁く。
「千秋、後ろ向いて」
その色っぽい声にゾクゾクしてまた一層自身が硬く勃ちあがった気がした。
頭の中はこれから起こる期待で一杯で、俺は修平が感じられると思い素直に背を向けた。
すると修平は俺を露天風呂の岩場に手を着かせて後ろを向かせ……。
次の瞬間、挿ってきたのは修平自身ではなく修平の指だった。
指はすぐに2本になって、またねちねちと音を立てながら激しく掻き回してくる。
「あ、……んぐっ、しゅ…へ……ッ…」
その激しい指使いに、声を押し殺しながら修平の腕へと手を伸ばすも、足がガクガクして立っていられなくなる。
でも、俺が欲しかったのは……。
指じゃなくて修平を入れてほしかったのに、なんで……。
そうは思うものの快楽で足の力が抜けてきた俺は、片足は露天風呂に入れたまま、反対の足を岩場の少し平らになった部分に膝をついて岩を抱え込むような形で倒れ込んでしまった。
中にある指はいつの間にか3本になり、それぞれがばらばらに動いている。それが気持ちよすぎて怖くなって、思わず逃げるように岩を抱きしめていた。
体はいつの間にか腰を高く持ち上げたような格好になってしまい、すると途端に後孔を嫌というほどかき回されていた指が抜かれ、変わりに熱くなったモノがあてがわれた。
さんざん弄られて綻んだそこは、熱いそれの先端が触れるとびくっと竦む。
「…───挿れるよ」
修平の掠れた声が耳元に響く。
修平は俺の背中をなぞりながらゆっくりと自身を中へと突き立てた。
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