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28.長いながい一日 24

もう、やばいくらい気持ちよすぎる。 されるがままになっていると、どんどん沸き起こる射精感にただ吐息交じりの喘ぎ声を漏らすことしかできない。 「しゅへ……も、もう……あっ、無理……」 このままじゃイッてしまいそうだから、修平の頭を引き離そうとするも力は入らないし、修平もその動きをやめようとはしない。 むしろどんどん激しくなって口の中に吸い込まれるとゾクゾクっとしてイッてしまいそうになった。 一瞬は耐えられても、やっぱ迫り来る感覚にあらがうのは難しすぎる。 「ふぁ…ッく、んぁ……」 たまらなくなって修平の髪をくしゃっと掴みながら。 より激しさを増す修平の動きに。 ねっとりした舌触りに。 もう、我慢なんてできない……。 もう訳がわからなくなるような快感が押し寄せて、腰の裏がゾクゾクするような、そんな刺激が肌を走り抜ければ一気に弾けた気がした。 「あぁ、あぁ……だめ、あっ、いく……」 すると修平は俺の腰を掴み、さらに激しく頭を上下させた。 「んっ、あぁ……しゅ、へぇ…イ、イく、イく…あぁぁぁ……!」 その瞬間、耐えきれずにビュクビュクッと脈打つと修平の口内に欲望の全てを吐き出してしまった。 そして最後の一滴まで出しきると、一気に力が抜けて脱力して天井を仰ぐ。すると、布団の中から修平がモゾモゾと出てきて満足そうに目を細めながらゴクリと俺の白濁を飲み干した。 毎度ながら、飲まれるのってマジで恥ずかしい。 「おまっ………ばか…やろう」 すると修平はクスリと笑った。 「好きなんだからしょうがないだろ?」 飄々と、涼しげに笑う修平がムカついたけど、心が満たされたのも事実で。 抱きしめられたら凄く心地良い。 俺が恥ずかしいことを平気でするところはちょっと嫌なんだけど。 暖かい胸の中にいると、ほんとにこいつのことすげー好きなんだよなぁ、って思うんだ。 修平は俺のトランクスとズボンをあげると、腕枕させるように俺の頭を自分の腕の上に乗せた。 「少し眠ろう。早く元気になってほしいから」 「……うん」 そして頭を優しく撫でられると、体力が落ちていたり射精したのもあっていつでも寝れそうな気がしてくる。すごく瞼が重くて堪らない。 修平が腕枕してくれているから余計に安心して目を瞑れば自然と睡魔がやってきた。 心地いい眠りへの扉が開かれるとき、修平はまた優しい声を響かせる。 「千秋、好きだよ」 「俺も、……好き」 ぎゅっと胸あたりに抱きつくようにして応えると優しく抱きしめられた。 そして眠りにつく前の最後に残った、言葉の記憶は。 「……千秋、誕生日おめでとう」 長い1日が終わった。 ほんとに長い1日だった……。 夢の中へ向かう中でも修平の言葉はずっと耳に残って、すごく心地よかったんだ。

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