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29.俺たちの約束 17
修平はにやりと笑うとそのまま視線を外さずに、固くなった突起を舐め続けた。
「あ、……んっ、あっ……」
「尖ってて、厭らしいね」
「……ッん……くぁ…あぁ……」
そんな言い方をするお前のが厭らしいって言ってやりたいけど、口を開けば甘い声しか漏れない。
そして、あっという間にシャツは脱がされて、胸の突起を舌先で転がされるように舐められたかと思えば、吸われたり、歯を立てられたりしながら、反対側は絶えず指でこねるように弄られている。
その刺激が伝わるたびに腰が仰け反って、腰に響くような快感が伝わり続けるといつの間にか俺は我慢できなくなった自分の股間を修平の体にこすりつけるようにしていた。
「千秋は可愛いね」
修平は乳首を舐めながら、右手をゆっくり体のラインをなぞるように下ろしていき、布越しに俺の中心部にそっと触れる。
「触って欲しいの?」
「ふっ…ん……ッん」
素直に頷くも、意地悪そうに微笑みながら修平は焦らすように下着越しにやんわりと触れるだけだ。
その触り方がもどかしすぎて、ちょっと涙目になってしまっていたかもしれない。
「可愛い顔してるけど、触ってって言ってみてよ」
「や、なんで……んっ」
「恥ずかしがる千秋が見たいから」
「くそ、変態!」
俺が顔を背けようとすると修平がそれを阻んで、耳元で囁くように言った。
「ねぇ……言ってよ」
その声は妙に色っぽくて脳内から犯されたように、また体が疼く。
それはどろりと奥から溶け出すように熱く苦しくて堪らない。
だからうっかり素直に言ってしまったんだ。なのに。
「…………さわ…って……」
「どこを?」
「…………」
言われた通りに言ったのに間髪入れずにそう返されて瞬時にムッとしていると、修平は満足そうにニッコリ笑った。
そして次の瞬間、一気に下着の奥へと手を滑らせると先走りを纏わせた手で扱きながら、息もつかせないほど濃厚なキスとともに舌を吸いあげるように絡めてきた。
「んっ、んん────」
そんなキスは、ダイレクトに腰に響いて。
自分でも驚いたけど、あろうことか俺はそれだけで呆気なく達してしまう。
「ふッ、んんああぁぁ……」
ビクッビクッと撓り、修平の手の中に白濁を放った俺を見て。
「……え? 千秋、早くない?」
修平が少しだけ驚いたような顔をしたので、めちゃくちゃ恥ずかしくて堪らなかった。
最悪だ。思わず我慢する間もなく射精感に追われてしまい、一気にはじけてしまった。
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