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29.俺たちの約束 18
あまりの恥ずかしさに顔を見られたくなくて手で覆ってしまいたいのに、修平によってそれを阻まれる。
「今日はいつも以上に敏感だね。そんなに気持ちよかったんだ?」
そう言って目を細めながらチュッと啄むようなキスを落とされ、その余裕顔がまた悔しいから顔を背けた。
「最悪……。修平の舌、反則……」
こんなに早いなんて自分でもまだ信じられなくて、情けないやら恥ずかしいやらで居たたまれなくなる。
でもそんな俺の頬にもう一度チュッとリップ音を立てながらキスをした修平は優しく微笑んでいた。
「何度でもイけばいいよ。千秋のイくとこなら何回でも見たい」
「み、見るな……」
「駄目。何回でも気持ちよくなって……気持ちよくさせてあげるから」
下着のぬるりとした感覚は心地悪いから脱いでしまいたいのに、修平はそのまま白濁までも絡めるとグチャグチャと音を立てて扱き続けた。
「ま、って……ンっ、あ……」
俺の反応を見ながら、先端に軽く爪を立てたり親指の腹でこすったりしながら全体を優しく扱くとすぐに俺のはムクムクと起き上がりまた固さを帯びていく。
「……あっ、うぁ……ッ」
そこまでしてやっと下着ごとズボンを脱がせると、修平は足の間に顔を埋め勃ちあがるそこを咥えこんだ。
「ま、ま…ッて、く……あぁ…!!」
イッたばかりには強すぎる刺激に悶える俺を無視するかのように、修平は舌を這わせてそれを舐め上げる。
激しい舌づかいで湿った音を立てられれば、それはまるで舐め溶かされるみたいで、修平のその熱い舌触りがあまりにも気持ちよくて身体がビクンッビクンッと大きく跳ねた。
「あぁっ……ッん……っ」
先端から滲み出る液を舐めとりながらあらゆるところを刺激されるとその部分に熱が集まって、俺からは甘い吐息交じりの声しか漏れない。
腰は勝手にがくがくと震えて、漏れ出る声を必死で堪えれば、涙まで滲んでくる。
やばいくらい気持ちいい。
こんなんじゃ、またすぐイッてしまいそうなくらい。
でも、今日は特別な日だ。
特別な日だからこそ、与えられるだけでなく修平にだって気持ちよくなって欲しいんだ。
だから、恥ずかしいけど……。
付き合って何年も経つし、数え切れないくらい体も重ねたけど、これを言うのはいつも勇気がいる。
だけど、今日は特別な日だから腕を伸ばして修平の髪に指を絡ませた。
「お…俺も…あッ、修平…の……舐めた、い……ッ」
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