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30.それは宝物 15

味わうようにねっとりと舌を這わせて裏筋を舐め上げ、先の口も舌先で愛撫しながら頭を上下に振る。 そして時折吸い上げれば、また修平自身がビクッと撓った。 そうしていると修平が俺の髪の毛をすきながら上体を起こしたので、見上げると修平の目はなんとなく濡れていて頬もなんだか上気しているようで、それはあまりにも色香を帯びていて思わずゴクリと唾を飲み込んだ。 もっとこんな顔、させたい…───。 すると俄然張り切ってしまって頭を動かす速度も速くなっていく。 そして時間も忘れて夢中になってひたすら口に含み舐めあげていた。 舐めあげながら先っぽを舌の腹でなぞり、亀頭を吸いながら袋にも刺激を与えていく。 「ち、あき……あんまりすると、出る……」 「んっ、いいから…ンッ、出せよ」 俺が咥えて快楽に顔を歪める修平を見ていたら、こっちまでドキドキしてしまう。 我慢してる顔が妙に色っぽく感じて、修平の反応の良い部分を重点的に攻め立ててみる。 そうして俺の頭の動きが速まると、俺の髪をすいていた修平の指が髪を軽く掴んだ。 「千秋……出る、から……は、なして……」 そう言われて離されそうになるけど、修平の腰を掴み一層動きを速めると修平の下半身が震えながら脈を打った。 「く…ッ……」 修平のが膨れて弾けた熱い欲を喉に感じれば、俺の腰もズクンと脈打つように熱くなる。 そしてそれを飲み干し見上げたら、少し焦った顔をした修平が俺の頬を掴んだ。 「飲んだのか⁉︎」 口の端には受け切れなかった白濁が垂れていたのでそれをも舐め取っていると、修平が少し恥ずかしそうしていたからまた気分が良くなった。 「うん。お前なかなか飲ませてくれないからな」 「千秋ってさ……」 「何?」 「いや……。千秋って本当に可愛いね」 「な、なんだよ。いきなり!」 すると修平が俺の手を握った。 「ねぇ、今度は僕の番でいいの?」 そう言って俺のことを抱きしめようとした修平をベッドへと寝かせて、ベッドサイドにおいてあるローションを手に取る。 「今日はお前の番はこないの」 俺はすばやくズボンと下着を脱ぐと、ローションを手にとって仰向けになった修平を跨いだ。 そしてローションを纏わせた濡れた指先を自身の後孔へと伸ばした。

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