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4.引き込まれたテリトリー 3

睨みつける俺を見て新藤は肩を揺らして笑いながら、また微笑んだ。 「千秋は子供みたいだね」 「バカにすんなよ」 「可愛いって意味だよ」 「バ、バカヤロウ。男に向かって可愛いとか言うな」 悪態つく俺にまた新藤は笑ったんだ。 そして、あっという間にオムライスを完食してしまう。 「あー腹いっぱい」 腹をさすりながら満腹感に浸っていると、皿を流しに置いた新藤が俺の手を引いてリビングを出た。 そして、一言も喋らないまま階段を上っていく。 「ちょ……」 そんな新藤に怖気付いてしまい、手を振り払いたいけどしっかり掴まれた手は簡単にはふりほどけなくて。そうしているうちに部屋に着いてしまった。 そして、新藤は部屋に入った瞬間、俺のことを抱きしめた。 「お、おい……」 「もう、我慢できない」 「はぁ? お、おい……」 なんだよ急にスイッチ入れんなよ! そのまま俺はベッドの上に押し倒されるとキスをされた。 「……ふぁっ……っ……」 すぐさま舌がねじ込まれて絡まった瞬間、また俺の中心部が膨らみ始めていることに気が付く。 舌を絡ませたまま、新藤は俺のTシャツの中へと手を滑らせ、そこにある胸の突起物に触れた。 「んぁっ……」 思わずビクッと体をしならせた俺に気付いた新藤は、 唇を離し真っ直ぐに俺を見つめたまま至近距離で自分の唇の端を舐めた。 それが妙に色っぽくて、不覚にも完勃してしまったなんて最悪だ。 「千秋……好きだよ」 耳元でそう囁いた新藤は、そのまま耳を舐める。 「……んっ…………っっ」 そして顔を首筋に埋め、首筋を舐めながら鎖骨まで到達する。 「……っ…待て……って……」 ダメだ……。 力が抜けてしまう。 「待たないよ。もう待てない」 新藤はそう言いながら俺の腹辺りに自分の硬くなったモノを押し当てた。

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