つぅーと新藤の指が後孔に入ってくる。 その瞬間、俺の体がビクッとなった。 「いっっ!?　うぇっ、何して……っ」 「ローションつけたから簡単に入っちゃったね」 「や、やめろ！ は、やく……抜けよ…っ」 じたばた動く俺なんてお構い無しに新藤の指はぐりぐりと後孔に入ってくる。 ローションがすべる感じで痛くはないけど、違和感が半端ない。 新藤の指は狭い孔を慣らすように丹念に壁を撫で、抜き差しを繰り返しながらぐっと奥まで埋めた。 「やめて…くれ、お願…いだから……んっ」 俺の声は新藤には聞こえていないのだろうか。 「や、めっ……んっ」 「気持ちいい？」 「そんな…わ、け……ねぇ…んっ」 「素直じゃないとこも、結構好きだよ」 新藤はそういうと、俺のナカをぬぷぬぷと弄る。 まるで、何かを探すかのように細かく動かしていく。 そんなケツの穴なんて弄られても気持ちいいわけないじゃないか！ そう思いながら、不快感に耐えていると、新藤の指がある場所を捉えた。 「ふあぁぁっ!?」 そこを新藤の指が掠めた瞬間、体が大きくビクンッと跳ねるのと同時に、声が出てしまった。 な、なに⁉︎ い、今の⁉︎ 「ここが千秋のイイトコロだね」 ニヤっと笑うと、新藤はそこをしきりに攻め立てる。 ローションがだいぶ馴染んで部屋にグチュグチュやらぬぷぬぷと卑猥な音が響くなかで俺は壊れたように喘いでいた。 「やぁっ…んっ、────っっうっ」 体はビクビクとさっきからはね続け、声を抑えようと思っても出てしまうんだ。 ゾクゾクするような快感。 つか、なんだこれ……新藤の触るところが気持ちよすぎる。 「千秋、気付いてる？ 勝手に腰を動かして、やらしいな」 「うっ…あっ、んぁっ……あぁ」 もうどうでもいいくらい気持ちいいんだけど。 内側から湧き上がる快感に一気に体が熱くなる。 も…っ、早く出したい……。 俺は無意識に手が自分のモノへと伸びていた。