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4.引き込まれたテリトリー 7
俺が気付いたのと、ほぼ同時に新藤にも気付かれてしまう。
妖艶な笑みをこぼした新藤は、俺の全身を舐めまわしながらまた俺の後孔をほぐしていく。
「んぁっ、ぁぁっ…あぅ、ンっ」
「千秋のココだいぶ柔らかくなったよ」
乳首を唇で扱かれながら、指で奥を刺激されるたびに体中に痺れるような快感が走る。
指はさらに増やされて、その指を拒もうと力を入れたけど中の指を締め付けるだけで、結局は余計に身悶えただけだった。
「あっ、ん……んぁ……」
新藤の指が気持ちよくて、ヤバイ……。
思考まで甘くドロドロに溶かされそうになった時、新藤が中に入れていた指を抜いた。
そして、耳元で甘く囁いたんだ。
「千秋……入れるよ」
カチャカチャとベルトをはずす音が聞こえたと思ったら、新藤のそんな言葉が聞こえてきた。
「……? え…な、に……?」
俺が言った瞬間、ズンッと鈍い感触が俺の体に響き渡る。
「ひっ……!? いっ、あっ…そんな……む…り、アッ」
指とは違う明らかな圧迫感に体が強張った。
こ、これ、新藤の……!?
「んぁぁ…はぁ……あっ」
新藤のが、俺のナカに……!?
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