44 / 622

4.引き込まれたテリトリー 7

俺が気付いたのと、ほぼ同時に新藤にも気付かれてしまう。 妖艶な笑みをこぼした新藤は、俺の全身を舐めまわしながらまた俺の後孔をほぐしていく。 「んぁっ、ぁぁっ…あぅ、ンっ」 「千秋のココだいぶ柔らかくなったよ」 乳首を唇で扱かれながら、指で奥を刺激されるたびに体中に痺れるような快感が走る。 指はさらに増やされて、その指を拒もうと力を入れたけど中の指を締め付けるだけで、結局は余計に身悶えただけだった。 「あっ、ん……んぁ……」 新藤の指が気持ちよくて、ヤバイ……。 思考まで甘くドロドロに溶かされそうになった時、新藤が中に入れていた指を抜いた。 そして、耳元で甘く囁いたんだ。 「千秋……入れるよ」 カチャカチャとベルトをはずす音が聞こえたと思ったら、新藤のそんな言葉が聞こえてきた。 「……? え…な、に……?」 俺が言った瞬間、ズンッと鈍い感触が俺の体に響き渡る。 「ひっ……!? いっ、あっ…そんな……む…り、アッ」 指とは違う明らかな圧迫感に体が強張った。 こ、これ、新藤の……!? 「んぁぁ…はぁ……あっ」 新藤のが、俺のナカに……!?

ともだちにシェアしよう!