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9.打ち震える鼓動 3

「千秋、待って…」 俺がベルトを外しはじめると新藤は少し慌てた物言いで上半身を起きあがらせた。 「なんで?」 「そこはちょっと」 「うるせー、ガチガチにしてる奴がつべこべ言うな!」 新藤の腕を振り払いズボンのボタンを外してトランクスと共に少し下ろすと、新藤のモノが飛び出してくる。 初めて見た訳ではないんだが、こうやってまじまじと見るのは初めてなわけで……。 こんな太いものが俺の中に入っていたのかと、改めて思うと少し顔が熱くなる。 そんなことを思いながら握ってみると、それはドクドクと脈を打ち熱くて固い。 不思議なもので、新藤がしてくれるみたいに俺も舐めてみたいって思った。 俺も新藤のを舐めて気持ちよくさせたいと思う気持ちが大きくなっていってく。 すると自然と、俺の口は新藤のモノへと向かっていった。 その時、新藤はそれを阻止するように俺の肩を掴んで体を引き離そうとする。 「千秋、いいって」 「何がだよ?」 「そんなこと無理にしなくていい」 誰が無理にしてんだよ!? 無理して出来るかよ。 新藤の言葉がムカついたので、腕を振り払うと一気にモノを口の奥まで含んだ。 「…うっ………」 いきなりだったから新藤も驚いたのか、体がビクついて声が僅かに漏れる。 新藤のはすげー熱くて、口いっぱいの質量感もやばい。 いつも新藤がしてくれるのを思い出しながら、ゆっくりと上下に。 それから根元をさすりながら、舐めあげる。 たまには先の方を。 フェラしたことなんて、あるわけねぇから絶対に下手だと思う。 でも、新藤が思っているより俺は絶対に新藤が好きなんだ。 そうじゃなかったらここまで出来やしない。 「………っ……ン……」 微かに漏れる新藤の声を聞いていると、俺まで勃ってきた。 コイツをイかせたいとか、思ってしまう。 いつの間にか俺の唾液と新藤の先走りが混ざり合い卑猥な音が響きはじめ、そんな時、新藤が俺の髪をすいた。 「千秋、こっち向いて」 そう言うので、くわえたまま見上げる。 「その上目遣い、また反則……っ…」 「ひもちーい?」 「くわえたまま喋らないでよ」 なんだよ、気持ちいいのか悪いのかはっきり言えよ! だからわざとジュボジュボと音がするくらいに激しくしてみた。 「ち、あき……」 切なく俺の名前を呼ぶ新藤が愛おしくてたまらない。

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