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11.甘く溶けていく 12

力が抜けて、新藤の触るところが全部熱くなっていく。 こんな感覚、久しぶりでゾクゾクした。 やばい、これだけで気持ちいい……。 新藤は俺をキッチンにもたれさせるとキスしながら制服のボタンを1つひとつ外していく。 そして唇や舌がボタンを外す手を追うように俺の肌の上を移動していった。 新藤の指がズボンのベルトに差し掛かかる。 ズボンのファスナーを下ろされて、下着の下で頭をもたげていたものを引っ張り出されると、新藤は俺に見せつけるかのようにゆっくりと全体を擦り上げた。 「んっ……あっ、こんな……んっ、とこで……っ」 「部屋まで待てない。それに千秋だって待てないだろ?」 「一緒に…する、なっ……ふぅ…ンッ」 「そうなんだ」 呟くように言うと新藤は一気に下着ごとズボンを下げ、俺のモノを喉の奥までくわえ込んだ。 「んぁっ…あぁ……っ」 「こんなに固くしてよく言うよね」 「くわえた、まま……っ、喋ん……んぁ」 「そういう表情、好きだよ」 新藤は俺のを緩急つけながら攻めていく。 久し振りだったし。 新藤に触られているんだから気持ちよくないわけがなくて、すぐにでもイッてしまいそうだ。 「んっ……あっ…しんど……あぁっ…もう……」 立っていられなくなりずるずると座り込むと、新藤は満足そうな目をしてさらに激しく俺のを舐めあげる。 「あぁっ……あっ、あ……っ」 もうだめだ……イってしまいそう…───。 新藤に触れたくて、無意識に新藤の頭を撫でるように髪をすく。 でもその瞬間、新藤が俺のモノから口を離した。 「なん、で……」 イく寸前で止められたから、早くイきたくてたまらない。 新藤が俺のものの先を指の腹でくるくると弄るたびにうずうずと腰が動き、目には生理的な涙が浮かんできていて、少し滲んだ視界に新藤の涼しい顔が映った。 「ねぇ、イきたい?」 俺は荒い息を吐きながら大きく頷くがそれでも新藤は俺をイかせてはくれない。

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