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11.甘く溶けていく 25

そしてさっき風呂から上がって着替えたばかりの上着を脱がせると、自分も上着を脱いでいた。 「ごめんね。今日は特に余裕ないかも」 どうしてだろう。 余裕がないという言葉にキュンとしてしまう。 貪るように吸い付く新藤の唇は体中の至る所を刺激して、最も敏感な部分へと到達する。 「千秋、好きだよ……」 新藤が俺の目を見つめながら言うとスウェットの中に手を入れた。 そして、新藤の指先が俺のものに触れる。 「こんなに固くして……」 新藤の言うように、俺のモノは痛いくらい完勃ちしていた。 「ふんぁ…っん……あぁ…──」 新藤に扱かれるたびにビリビリと痺れるような快感が走る。 「先走りでもうグチャグチャだ。脱がないと汚れるね」 「待…っあぁ…っ、ん……」 「言っただろ? 待てないんだ」 すると新藤は俺のモノから溢れ出る先走りを拭うと、それを俺の後孔へとなじませた。 「あぁ…──っ、んんっ……」 久しぶりに後孔に与えられる刺激に体中の毛穴が開いたような感覚に陥る。 ゾワゾワと響く新藤の感触……。 もっと欲しいとさえ思ってしまう。 新藤は俺を四つん這いにさせると後孔を丁寧にほぐしていく。 スウェットは簡単に下着ごと脱がされて、後孔を指で刺激を与えながら、新藤が俺の腿や脚の付け根にキスを落とし、そしてその舌先が後孔を舐めた時、思わず体が強張った。 「んぁ…舐め、るな……汚いから……っ」 俺の孔をほぐす舌の動きが一瞬だけ止まる。 「汚くなんかない。僕がしたいんだ」 そして、またビチャビチャと卑猥な音が響く。 耳からも新藤に攻められて、もうおかしくなりそうだ。 やっぱり心臓がいくつあっても足りないや。

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