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11.甘く溶けていく 27

「すごいね。全部入っちゃった」 「う、うっせ……っん、うっ……」 うなだれるように枕に顔を埋めていると、後ろから新藤が俺のモノを触ろうとした。 「や、やめ……っ!!」 やめろって言おうとしたが、時は既に遅く、新藤の手にはドロッとした俺の白濁がまとわりついている。 「千秋、もうイッちゃったんだ?」 クスクスと笑い声が聞こえてきて、俺の中では行き場のない羞恥心が渦巻いて、枕に額を擦り付けてるように更に顔を埋めた。 「もう…や、だ……俺…っ、バ…バカみてぇだ…っン…あぁ」 「千秋が可愛すぎて、僕死にそう」 そう言って新藤は耳元に吐息交じりの掠れた声を響かせながら俺の白濁でぐちゃぐちゃになったそこを扱き、またゆっくりと律動を再開する。 そして、中にある新藤のがまた質量感を増した気がした。 「ば、ばかやろ……っ、あっ」 「僕も千秋に関しては大馬鹿ってことだよ」 クソー。中でまた大きくしてんじゃねぇよ。 またイきそうになっちまうだろうが。 新藤は俺のうなじにキスをしながら、腰を激しく打ち付ける。 「は、激し……過、ぎ…あぁ……」 「ごめんね。余裕がないんだ」 「あっ…もっと、ゆ…っく、り……んっ…っ」 「これ終わって次はそうするよ」 「んぁっ…あぁぁっ」 次って……そんな待てるわけないだろ。 今、もっとお前を感じたいんだから。 今、もっと……、そう思ってたら、また胸がいっぱいになってしまったんだ。 「……っ、んっ……しゅうへ、い……あぁっ、っ」 俺は後ろから打ち付ける、新藤の腕を掴んで振り向いた。

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