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12.とびきりを届けたい 15
修平の肌の上を行き来していた俺の舌が胸に到達する。
ここに来るまでにいくつ印を付けただろうか……。
少しでも多く修平に俺の跡を付けたいとやっていたら、修平にはたくさんの赤い花が咲いていた。
俺は胸の突起を舐めてすぐに吸い付く。
すると、修平の体がまた僅かに跳ねた気がして、俺の愛撫で感じてくれて嬉しい。
修平の胸の突起に舌を這わせながらズボンの中に手を滑り込ませるともうソレはガチガチになっていて、その垂れた先走りを拭い、纏わせるようにして修平のを上下に扱いていく。
「……っ、……ん…」
漏れる声に俺まで興奮した。
ふと修平の顔をみると赤く上気していて、とても色っぽい。
その顔を見るとずくんっと俺の下半身も痛いくらいに反応してしまうくらいに。
俺は修平の下着ごとズボンを下げて口に含んで扱いていく。
「……んっ……千秋……」
気持ちいいのか俺の髪をしきりにすくので、また顔を上げたらトロンとした顔で俺のことを見ていた。
「気持ちいい?」
「いいよ……僕も、舐めた…い」
「ダメだ! お前は好き放題するつもりだろ!」
「僕だって千秋を気持ちよくさせたいだけだよ」
「今日は俺が修平を気持ちよくさせるんだ!」
俺はつい、そう言い返したけど、本当ところは俺のもやってほしかった。
強がっては見せたが、俺のモノはズボンの中で痛いくらいに大きくなっていて、そして修平に触られるのを待ちわびている。
でも俺はそんな雑念をぬぐい去るように、ジュポッジュポッと音をたてながら修平のモノを上下に口で扱いていった。
「……んっ……っ…」
口の中でビクビクと脈打つのが伝わってくる。
修平の吐息が漏れて、頬がピンク色に染まって、腰が動く……。
俺も、いつもこんな感じになってるのかな?
そんな風に感じていると俺の中の気持ちがある方向に傾き出した。
……俺もされたい、って気持ちがどんどん大きくなっていた。
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