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12.とびきりを届けたい 19
激しく腰をたたきこまれ、修平の肩や腕にしがみつき、何度も何度もキスをしてその舌先を吸われると俺の中がひくついて修平を体の奥で締め付ける。
「あっ、しゅへ…ッ……んぁ、あぁ…す、すき……」
「好きだよ。千秋……」
もう何回、修平に好きだと伝えただろうか。
修平も俺に何度も好きだと言ってくれた。
「背中、痛くない?」
「だ、だいじょ……ぶ…あっ、あぁ……」
さほど広くない空間だから、修平は俺の足を持ち上げながら、ゆさゆさと揺さぶり一番感じるところを小刻みに突く。
その甘い刺激におかしくなりそうになりながらも、無意識に修平の体へすり寄せて打ち付けられる腰に足を絡めようとしてしまう。
でも……。もっと繋がっていたいけど、もう限界……。
「んぁっ、も…もう、だめ……あぁっ……」
突き抜けるような強烈な快感に体を強張らせると、修平の掠れた声が荒くなった息と共に耳元で響いた。
「僕も、イッていい?」
俺がコクコクと数回頷くと俺の額にチュッと軽いキスをして、修平は両脚を持ち上げ腰を掴み引き寄せて、ぐりっと腰を動かした。
「あぁ……んぁっ……」
そして、徐々に激しく腰を振る。
もうとろけきっているそこは、甘くて、むず痒くて。
奥へ奥へと打ちつけられ、最後に腰を引き強く押しこまれた瞬間、体が震えながら仰け反った。
「あっ…あっ、あぁ……イッ……イく…んっ、んん…─────」
どうしようもない快楽が体を駆け巡りながら、弾ける瞬間、修平がキスをしてくれて。
そのキスに酔いながら俺の体は痙攣して果てたのだ。
そして、俺がイくのとほぼ同時に、修平の熱いものも腹の中に感じて余計に幸せになる。
俺、おかしいくらいに修平のことが好きだ。
まどろむ意識の中、その気持ちだけが大きくなる。
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