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15.修学旅行最終日 5
「わわわっ……っ……」
俺が驚いて声を上げそうになったら修平が口を塞ぐようにキスをした。
そして自分も押入れの中に入ると戸を閉めて俺に顔を近付ける。
「何してたの?」
修平の落ち着いた声が響く。
そんなの絶対に知られたくない俺は、剥き出しになっている下半身をジャージで隠しながら、動揺を悟られないように必死だった。
「べ、別に何もしてねぇよ」
「このジャージは何?」
「こ、こ、これは俺の!」
「ふーん……」
そう言うと修平は軽く押し入れを開けると、中に部屋の明かりを差し込ませた。
その差し込まれた明かりによって見えたのは、ちょうどジャージの名前の刺繍のところで。
「新藤って刺繍入ってるのにね」
そして修平はまた戸を閉めたので暗くなったけど、恥ずかしくてきっと俺は真っ赤になっていたと思う。
「な、なんでバレたんだよ⁉︎」
「ジャージの袖が少しだけ押入れから出てたよ」
「えっ⁉︎」
すると修平の顔が近づいてきた。
逃れようとしても顔の横の壁に手をつかれて逃げられない。
「千秋だけなんて、ずるいよ……」
「な、な、何がだよ」
悟られまいと必死に冷静に努めようとするものの上手く舌が回らない。
だんだん暗闇に目が慣れて来ると修平の表情がわかるくらいまでになった。
そうして見つめ合っていると修平が俺の頭を引き寄せてキスをする。
唇の隙間から舌が差し込まれ、絡まって頭がボーっとしてくると修平の手が俺の中心に触れた。
「や、やめろっ」
「……僕のジャージで興奮したんだ」
「ちがっ……」
否定する間もなくまた唇を塞がれて、修平の舌が俺をどんどん欲情させていく。
「んっ……ふっ…んん……」
修平は俺がキスに夢中になっているうちにジャージの中へと手を滑り込ませた。
「ふぁ……っ、ん……」
「押し入れの中だからお静かにね」
そう優しく微笑むと修平は、俺の足元にずれるように移動すると俺のを上下に扱きながら、先を口に含み吸い上げ刺激する。
「あっ、ふぅ……ん……ンンッ……」
静かにしろと言う割に激しめの刺激にたまらず声が出てしまう。
それでも押さえなくてはと手で口を塞いで快感に耐えるしかない。
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