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15.修学旅行最終日 12
そこまでわかってるなら聞く必要なんてないはずなのに、意地悪な修平は俺に問いかけ続ける。
「ねぇ、僕に触られるのを想像してた?」
「ねぇ、僕の感触思い出してた?」
「ねぇ、僕に入れられたかった?」
延々と続く質問に恥ずかしいのに、煽られて余計に気持ちよくなってくる自分が嫌になる。
修平の前ではなんだって快感に感じてしまう自分は、それだけでイきそうだった。
そして、その熱いものを押し当ててくるたびに、腰を揺らしながらしゃくりあげてかぶりを振る。
「修平に…される、の…想像して、ヤッた……んぁ…」
すると修平は目を細めながら口を開いた。
「本当にいい子……」
そんな子供扱いされた言葉ですら、修平にキスされながら言われるとめちゃくちゃ嬉しくなる。
だから俺も聞いてみたくなった。
「……ッ…修平…は? ンッ……俺に…入れ、た……かった? ……ぁっ…」
すると修平は汗ばんだ顔で微笑むと、ずくんと、腰を最奥に打ちつけ留めたまま俺を見つめた。
「───…決まってるだろ? 愛してるんだから」
その言葉は耳から細胞単位で体中に響くと、修平を呑み込んだ場所が恐ろしく複雑にうごめき、ブルッと震えた俺の先から白濁がトプンッと吹き出した。
「はぅ、……くふっ……」
声にならない断続的な喘ぎ声が漏れでて、小刻みな痙攣を繰り返しながらそこがしっとりと濡れる。
……あっ。もう、マジで恥ずかしい。
すると修平は目を細めてクスクスと笑う。
「可愛すぎ。嬉しかった?」
「…………」
……恥ずかしすぎて言葉が出ない。
「ねぇ? 嬉しくてイッちゃった?」
「…………」
修平はわかっているくせに俺にわざと聞いてくるんだ……。
「どうしよう。千秋が可愛すぎて僕もすぐにイッちゃいそうだよ」
「…………」
赤面したまま何も言えない俺の額にキスをすると修平は、ゆっくり腰を動かしながら耳元で囁いた。
「ずっと千秋に触れたかったし、繋がりたかったよ。千秋をグチャグチャのベタベタにしてイかせたかった。だから余計に千秋の中、気持ちいい……」
ニヤリと笑いながらわざと卑猥な擬音を並べる修平はズルい。
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