そして修平は俺の顔中にキスを落とし、耳朶を甘噛みしながら囁き続ける。 「修平……んぁっ…ッ……」 「千秋は？ 僕の気持ちいい？」 「…ッ…良す、ぎる……に…っあ……決まって…んっ、だろ……」 修平は俺の返事に満足したのか、深いキスを落としながら俺を抱きしめた。 狭い押し入れの中で声を押し殺し、触れ合わなかったのはたったの数日なのに、その数日を埋めるかのように体勢を変えながら愛し合うと……。 俺は改めて修平が好きだと、深く深く感じたんだ──。 「千秋……また、２人で来ようね」 「う、ん……んぁ…っ……」 「好きだよ。千秋、大好き……」 「俺も…あっ、好き……あぁ……」 修平はまた俺に被さるようにして、キスをすると腰を打ちつけて追い込んでいく。 舌を絡め合って、修平と溶けてしまいそうだ……。 「修平……もぅ…イく……」 「僕も……」 それからまた絡まり合うようなキスをしながら、修平が俺のものの先端を手のひらで覆い刺激すると、ビクンと体がしなると同時に小刻みに痙攣しながらその度に白濁が出た。 「んっ、んん…───ッ」 俺が達した少し後に修平も最奥に欲望の全てを流し込んで、俺に体重を預けると、肩で息をしていた。 そんな姿がなんか愛おしくて、ギューッと抱きしめると修平はニッコリと微笑んだんだ。 ヤバいくらいに、コイツにハマってる。 修平が俺の中からモノを抜くとゴポッと音をたてながら修平の白濁が流れ出てきた。 その僅かな刺激にすら感じてしまい、なんだか頭がぼーっとして夢の中にいるような気分。 しかし……、はたと２人してここが押し入れだということを再認識し、現実に戻る。 いざ、現実に戻ると……。 俺と修平は大急ぎで押し入れの中に飛び散った精液をティッシュで拭い、丹念に拭いた後、ちょうど風呂に入ってもいい時間になっていたから、急いで風呂に入りベトベトになった体を綺麗にした。 早い時間だったため誰もいなかったことが幸いだった。