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15.修学旅行最終日 18

そんな修平の様子に戸惑いながら修平の視界に入るように顔を覗き込んだ。 「どうしたんだよ?」 「別に……なんでもない」 「何でもないことないだろ! なんで機嫌悪いんだよ」 「別に悪くない」 なんなんだよ。絶対に何かあるじゃん。怒ってる声じゃんか。 修平は俺から目を逸らしたまま何も言わずにじっと黙りこくっている。 しばらくそのままの状態が続いたわけだが、一向に状況が変わらないので、しびれを切らした俺は修平の両肩を掴んで目を見ながら聞いた。 「何か俺した? なぁ、何かしたなら教えてくれよ。気になるし、俺が悪いなら直すから」 すると口を尖らせた修平が俺のほうを向いて座り、静かに口を開いた。 ゴクリと唾を飲み込み、何を言われるのかじっと待っていると……。 「千秋ってレズキスとか好きなの?」 「……はぁ!?」 「さっき内川くんが言ったとき頷いてた。そんなビデオみたことあるの?」 はぁ? レズキス⁉︎ 「あ、あれは内川に同調したほうがいいと思ってだ! 内川の兄貴のAV観ただけだし。つか、お前だって頷いてただろ!?」 「僕は千秋が頷いているから頷いただけ」 いやいやいやいや……ちょっと待てよコノヤロウ。 怒ってたのって、AV観たからってこと? それとも、AVの内容の話? 「別にレズビデオが好きってわけじゃないから。観るなら普通にノーマルなのだし」 じーっと見てくる修平の視線が痛くて手をバタつかせてかぶりをふる。 「本当にノーマルのだし! ちょっと危ないやつだってナースものとかしか観たことないし」 「ナース? 危ないナースだったの?」 「いや入院してたら色々お世話してくれるナース……って、そんな話じゃないから!」 「そういうの好きなの?」 「だ、だから、内川の兄貴が持ってたのがたまたまナースものだっただけで!」 あたふたと俺が必死に弁解していると、冷めた目で見ていた修平の目がどんどん笑顔に変わっていき、次第に肩を揺らして笑いを堪えているように見えた。 「なーんてね。焦ってる千秋、可愛い」

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